2010年03月24日

藍坂素敵な症候群


藍坂素敵な症候群 (電撃文庫)

藍坂素敵な症候群 (電撃文庫)

  • 作者: 水瀬 葉月
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2010/01/10
  • メディア: 文庫



『ぼくと魔女式アポカリプス』の作者である水瀬葉月さんの新作と聞いて一も二もなく購入決定でした。


主人公・那霧浩介はころころ趣味を変えるのが趣味な高校生。ベタなきっかけから医術部の変わり者たちと接するようになったのだが、彼らは人知れず街に蔓延する≪耽溺症候群(フィリアシンドローム)≫なる病気を治療しているという。一方その病気の裏には≪おはなしやさん≫と呼ばれる人物が関わっているらしく――という感じのお話。


ブラックなところは期待通りにブラックでしたね。耽溺症候群の患者は狂ってるし、ヒロインはヒロインで人を殺すし。イラストだけで判断すると騙されたと思ってしまうかも。とはいえ魔女カリほど読む人を選ぶ作品ではありませんね。魔女カリ並みに救いのない話を期待してたけどこういうのもありかな。浩介の可能性については自分で気づいた方がよかったのではとも思いましたが、今後の展開次第ではより面白くなるのかもしれませんね。

藍坂素敵が人殺しであるか否かについては、わたしは否だと思います。生命を絶っていないのならば人殺しではないと言えるでしょう。人が変わってしまうことは、挫折や成功などの人生の転機において時に起こりうること。無理やりそれを引き起こしているとはいえ、人は変わっていくものだし。人を殺すとはそのような変化の可能性を根本から断ち切ってしまう行為のことだと思います。

それはそれとして、耽溺症候群の患者のことを羨ましく思うこともなきにしもあらず。周りが見えなくなるほど何かにはまる姿というのは読んでいて眩しく感じられます。次の巻ではどんな変態たちが現れてくれるのでしょうか。

ラストは都合がよすぎないかとも思いましたがそれは置いといて、浩介がこの次何にはまるのかというのは結構興味がありますね。今回はマップ作りに関する描写があまりなかったので次の巻では浩介の趣味についてもっと描かれていると嬉しいところ。

それと、町に耽溺症候群が流行ってる理由も気になるところ。≪おはなしやさん≫がいたとはいえ、それ以前からも流行ってたみたいですし、他にも周旋体(イントロデューサー)が存在するのでしょうか?これも次の巻以降に期待ですね。


こんなところで感想終わり。続きにも期待です。


posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 12:11| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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