2010年02月12日

神剣アオイ


神剣アオイ (集英社スーパーダッシュ文庫)

神剣アオイ (集英社スーパーダッシュ文庫)

  • 作者: 八薙 玉造
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2009/11
  • メディア: 文庫



「鉄球姫エミリー」の著者の新作ということで読んでみました。


あらすじとしては、ある日、異形の化物と戦っている巫女装束の少女に出会った主人公・名嘉田幸人はとっさに彼女を助けようとした。その行為に感激して幸人のことを好きにる少女。一方的に押しかける少女に困惑する幸人だったが、やがて彼女の運命を知って――という感じのお話。


ジャンルとしてはあとがきにもありますが伝奇アクション。鉄球姫エミリーで容赦のない戦闘描写を見せてくれた作者なのでこれは期待できるかと思いましたが、今作ではそういう描写は抑え目だったような印象。とはいえ、少年マンガばりに流血しまくってはいたので、インパクトが薄かっただけでしょうか?

主人公が熱いキャラだったのはよかったです。常にまっすぐに生きようとしていて、アオイやたばねの危機に対して何の力も持たない人間でありながら命懸けで助けようとすることにも、ああこのキャラならそうするよなと何の違和感も感じさせないところがヘタレ主人公にはないよさを醸し出してます。動揺するとすぐに素が出てしまうところなど、いかにも背伸びしてることが見え透けるシーンではニヤニヤともさせてもらいました。たばねに二度までも刷り込まれたロリコンとの誤解は面白……もとい、解消するのに苦労しそうですね。

半月ばかりお姉さんな幼馴染・たばねにも色々ありましたけど、結局幸人のことをロリコンと信じたままですよね、あれ。まあ断片的かつ誤解を招きかねない情報ばかり聞いていれば仕方ないのですけど。それはさておき、幸人のことは親友だと言いきっていたたばねさんですけど、本人が自覚してないだけで幸人に好意を持っているのではないかと思われる節がちらほらと。続きではこのあたりの微妙な間柄がどう変化していくのかが見どころかなと勝手に思うことにします。

ただしツッコミどころもいくつかありました。
『神剣』の少女ということですが、全然剣と関係ないのは名前としてどうなんだろうかと。
それと、なぜか一度ラストシーンよりも前にアオイの名前が地の文で出てましたよね。おそらくミスでしょうけど、それを見たとき見落としがあったのかとかなり焦りました。人によってはしらけてしまうかも。


と、こんな感じの感想となりました。続きも3月以降の新刊予定に名前が挙がっているようですし楽しみですね。


(追記)
そういえば、あの伊吹というキャラ。あれほどの力を持ちながら被虐嗜好をもっているのが面白かったですね。とはいえ、そんな感じの発言をしておきながら騙された顔を見るのが一番好きだと言っていたので、本質的にはSなのでしょうか?最後の台詞にあったようなところが一番の根っこなのでしょうが、なかなかにつかみづらいキャラでした。


posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 00:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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