2010年02月04日

ミスマルカ興国物語 X


ミスマルカ興国物語 V (角川スニーカー文庫)

ミスマルカ興国物語 V (角川スニーカー文庫)

  • 作者: 林 トモアキ
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2009/09/01
  • メディア: 文庫



久々のルナス姫の出番ということで期待していたシリーズ5巻目。口絵のおバカなテンションでひいてしまって買うのを躊躇っていたのですが、そのうち6巻も発売されてしまうしそろそろ読まねばと思い読むことにしたとかしなかったとか。


聖魔杯の紋章集めをしているマヒロ王子一行が今回訪れたのは大陸を離れて大東京王国は葉多枝の郷。テストという名のアトラクション巡りで時間を取られる一行だが、その間にも大東京王国を制圧したルナス率いる天魔将たちがマヒロを捕らえようとつけ狙い……、という感じの話でしょうか。


ルナス姫再登場ということでマヒロと因縁の戦いが…、と期待していたのですが、今回はどうもすれ違い気味。そのせいかバトルもあっさりしててやや物足りなさを覚えました。とはいえこれは期待の裏返しなのであって。この巻は嵐の前の静けさということなのでしょう。次の巻ではいろいろ動いてくれることを期待しています。

ルナス姫のバトルはどつき合いだけですかー。残念。
帝国三剣の一人で天魔将でもあるのに剣も魔法も使わないってそんな……と残念に思ったのはわたしだけではないはず。天魔将の光将だということが判明したので今回は魔法も使うのかと期待していたのですが。
それにしてもこの人は本当に戦いのことしか頭にないのですね。占領地で暇そうにしている総大将なんてあり得ないはずなのに。マヒロからも武力にのみ頼る人であってほしくはないと言われていましたが、こういう人だからこそ武力でマヒロを追い詰めることができるのではないかとも思えてきます。そう考えるとルナス姫はこの話のキーを握るキャラと言えなくもないのかもしれませんね。

マヒロについてはその目的に対してかなり重要な疑問が投げかけられました。もともと無茶苦茶なくらいに大きな風呂敷を広げていたのですが、話が進んでくるにつれて少しずつその問題点が明らかになってきたというところでしょうか。このことも含めて、帝国が徐々に開戦準備を進める中で今後どう立ち回ってくれるのでしょうね。

シャルロッテはもともと出番の少ないキャラですが、今回は特になにをしたというほどのこともなく。基本的に動きつつある作戦の進行状況を眺めているだけという感じで、こちらもやや物足りないところでした。とはいえ、部下のさりげない一言から今後の産業政策について思いをはせるところはさすが宰相というところでしょうか。
そういえば「父上」って初めて出てきたような気がしますけど、皇帝っていったい何をしているのでしょう。国政についてはほとんどシャルロッテが執り行っているような感じですし。シャルロッテでは扱えないような重大事とかでしょうか?そんな案件が存在するのか自体疑わしいですが。


という感じで今回の感想終了。作者も驚くほどに風呂敷が広がってきたようなので今後の展開も楽しみです。上手くまとめてくれますよね?次の巻ももう買ってあるので早いうちに読みたいところです。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 15:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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