2010年01月28日

火の国、風の国物語 8  孤影落日


火の国、風の国物語8  孤影落日 (富士見ファンタジア文庫)

火の国、風の国物語8 孤影落日 (富士見ファンタジア文庫)

  • 作者: 師走 トオル
  • 出版社/メーカー: 富士見書房
  • 発売日: 2009/11/20
  • メディア: 文庫



アレスとミーアのタッグによる危なげない戦いとクラウディア様の出番の少なさでダレ気味と感じていた本シリーズ。
この巻は以前にやったジェレイド編の続きということで主に反乱軍時代のお話。ミーアを戦列に加えた反乱軍がボルネリア領を手中に収めるまでの回想がメインです。

どうもこのジェレイド編は結果がわかりきっているからかハラハラするということがありません。都合がよすぎるのではないかと思える展開もいくつかありますし、ここから本編につながる伏線もなさそうな気がします。まあこれは番外編みたいに捉えるのがいいのでしょう。

それにしてもモンフォードはボルネリア侯に復讐するにしてももう少しうまいやり方があったのではないかと。ボルネリア侯に悪名を残させるためなら自分や死んだ家族の名誉はどうなってもよかったのでしょうか。この執念はもう病んでるようにしか見えません。その能力を別の方向に発揮すればかなりの能臣になったと思うのですけど…。強敵ともなりうる存在だっただけに残念な幕引きでした。

おそらくジェレイド編はこれで終わりでしょうが、本編の密度の濃さと比べるとやや物足りなさが残ります。反乱軍を率いていく中でジェレイドが徐々に章としての才覚を身につけていくシーンなども見てみたかったのですが…。本編の方でも少しずつ非情な将としての思考を身につけつつあるのでそちらを楽しむことにします。

ジェレイド編の方はそんな感じで、本編の方は少しでしたが、こちらも一大転換点を迎えました。まさかのアレス無双降板!?この展開はさすがに予想外でした。突然のパンドラの加護の喪失に戸惑うアレスは一体どうなってしまうのか?今後の展開が気になって仕方ありません。

それにしてもこのシリーズは登場人物が多いので人名を覚えるのが大変ですね。そろそろ以前の巻を読み返すべきな気がしてきました。

それと、この巻では狙ったようなイラストが多いのが少し気になりました。そんな内容ほとんどないのですけどね。表紙のメリステルや挿絵のモンフォードなどはとてもかっこいいのでこういうイラストばかりにしてもらいたいところです。

続きは3月頃には出せそうとのことなのであと2カ月ですが、待ち遠しくて仕方ありません。今の心境を一言で表すなら「春は遠い」とでもなるのでしょうか。とにかく出たらすぐに買ってきて読みたいところです。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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