2010年01月24日

さよならピアノソナタ 3


さよならピアノソナタ〈3〉 (電撃文庫)

さよならピアノソナタ〈3〉 (電撃文庫)

  • 作者: 杉井 光
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2008/08/10
  • メディア: 文庫



初めてのライブを終えた民音部は文化祭のライブを次の目標として準備を始めることに。そんななか真冬の前に現れたのは、かつてともに演奏旅行をした仲というユーリ。彼の登場を境に再び動くようになる真冬の指。そのことに動揺するなかでナオは自らの想いに気付く――。


このシリーズはやっぱり雰囲気の作り方が上手いですね。

好きな人と一緒の場所に入れるだけで満足していてはいけない。好きな人に必要とされる存在になりたい。
そんな思いから必死で努力するナオ、真冬、千晶の姿はとても眩しくて。

真冬の指が動くようになったのはユーリのおかげ。自分は真冬のために何もしてやれない。
そのことを悔しがるナオの姿はとてもやるせなくて。

でも、そんな風にせいいっぱい背伸びして不器用なりにほんの少しだけ想いを通じ合わせることができたシーンはどこか幻想のように優しくて。

これまで以上に切ない気持にさせられて、これまで以上に感動させられる巻でした。


と、またしても自分に酔った文章を書いてしまいましたが、仕方がないのです。このシリーズは文字を読むだけでも実際に曲を聞いているかのような錯覚に陥ってしまうほどに作者の表現力が半端なくて、いつも通りに書こうとすると自分の語彙の貧弱さが情けなくなってきてしまうのです。どんな言葉を並べても陳腐にしか見えなくて、自分に感想なんて無理だと思えてしまうのです。


と、まあ半ば投げてしまった感想ですが、今回はナオと真冬と千晶の3人がよすぎますね。これぞまさに青春の恋物語。前の巻まではこのシリーズは神楽坂先輩のための話だろうと個人的に思っていたのですが、この巻でその考えを改めさせられました。このシリーズは民音部メンバーみんな好きです。いいな〜、こういう高校生活。

これで4巻に続くわけですが、いやがうえにも期待が高まってしまいます。あまりに期待が高まり過ぎて読むのが少し怖いです。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 21:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。