2010年01月20日

いつか天魔の黒ウサギ3  神隠しの通学路


いつか天魔の黒ウサギ3  神隠しの通学路 (富士見ファンタジア文庫)

いつか天魔の黒ウサギ3 神隠しの通学路 (富士見ファンタジア文庫)

  • 作者: 鏡 貴也
  • 出版社/メーカー: 富士見書房
  • 発売日: 2009/03/19
  • メディア: 文庫



大兎大好きなサイトヒメアの言動がいちいち可愛いなと思うこのシリーズ。しばらくご無沙汰していましたが、感想がたまっていて読む作品がなくなってきた頃に思い出したので読んでみました。


前の巻で天魔に襲われた大兎とヒメア。なんとかその場をやり過ごすも、己の無力さを痛感した大兎はヒメアを天魔からも守れるだけの力を欲するが…。


この巻の感想としてはヒメアが可愛いの一言に尽きると思います。月光たちの前で非友好的な態度のときと、大兎の前でのひたすら甘えん坊な態度のときのギャップがたまりません。カラー口絵のような無表情もいいのですが、ヒメアにはやっぱり笑っている顔が一番似合っているように思います。

前の巻で自らの力と引き換えに大兎を生き返らせたことにも象徴されるようにヒメアの大兎への想いは一途というだけでは理解しがたいところもあります。自らの力の大半を失うという代償を躊躇なく受け入れるシーンは、ああヒメアならそうするだろうなと納得してしまう一方で、その一切躊躇しないということには恐ろしさすら感じさせられます。なぜそれほどためらいなく自らを犠牲にすることができるのか?ヒメアが大兎のことをそこまで好きであることには「理由」があるとのことですが、そうでなければヤンデレを疑いたくなるレベルです。好きなんですけどね、こういうのも。

ヒメアを守るための力を求めてエデルカに行った大兎ですが、いきなりものすごい力を手に入れられるという展開は興醒めものなのであり得ません。ですが、そうは言ってもあの願いは日和ったようにしか思えません。あれでは何のためにあそこまで行ったのかわからなくなってしまいます。まあ情報の対価が安く済むというのは結構陥りがちな誤解ですね。ネットに慣れてくるとタダの情報があふれていてその辺りの感覚がマヒしてきますからね。


作品全体を通してみると、この作品は相変わらずさらっと読めますね。ページ数の割に話がほとんど進まなくて心配になってしまうところもありますが、この巻でも進めるべきところはきっちり進めてくれていたので一安心です。ただ、ページ配分をもう少し見直してもいいのではないかとも思える箇所があることも確かですね。まあ冗長とも思えるシーンでのヒメアが可愛いので個人的には今のままでもいいのですが。


そんなわけでヒメアの可愛さにばかり期待が偏ってきてしまいました。そのうちヒメアに弱気そうな微笑をさせる大兎の奴が許せねぇとか言いだしそうで怖いですw
なんにせよ、早いうちに続きが読みたいですね。積読がたまってきたのでいつになるかはわかりませんが。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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