2010年01月18日

ガジェット 無限舞台 BLACK&WHITE


ガジェット  無限舞台 BLACK&WHITE (角川スニーカー文庫)

ガジェット 無限舞台 BLACK&WHITE (角川スニーカー文庫)

  • 作者: 九重 一木
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2009/07/01
  • メディア: 文庫



“端末(ガジェット)”や“傷(ペイン)”などカタカナルビが振られたり“ ”で挟まれた単語の多いあらすじに興味をひかれて買ってみたように記憶しています。他にも興味を持ったところがあったような気もしますが、思い出せないのでそういうことにしておきます。


この世界で繰り広げられるは“精霊”に筋書きされた終わりなき喜劇。役者として生み出されたるは十八体の“端末”。彼らは時にその他大勢の端役たちを巻き込むも、ひたすらその役をこなしつづける。創造神“夢を見続ける神(ラガジュ=ディア=レルガゾライ)”を夢から覚まさせぬために――。


勢い余って自分に酔った設定の説明をしてしまいましたが、こういう何者かの筋書きの中で踊らされる人たちとそれに抗う主人公たちのお話という構図は大好きです。

翔に恋をしてしまったことで、“端末”でありながらバグを生じてしまった真白。翔はラガジュ=ディア=レルガゾライに彼女を“端末”としての呪縛から解放させることを命じられ、“精霊”のシナリオに存在しないイレギュラーな立場となる。ところが、突然そんな事を言われても、はいそうですかと素直に受け入れられるはずもなく。学校一の美少女に告白されながらも相手が“端末”とかいうわけのわからない存在だとしたらどこか冷めた態度を取るのは当然と言えば当然。後半ピンチに陥った真白を助けはしましたが、まだまだ告白を受け入れたれたというわけではなさそうですし、どういう形で彼女を呪縛から解放することになるのか気になるところです。

真白について、翔は「頭の中がほんのりピンク」と言い表わしてましたが、あれはほんのりなんてレベルではないと思います。一途なのはいいんですけど、ちょっと素直になり過ぎではありませんか?“端末”として与えられていた役割が繁殖なので仕方ないところなのかもしれませんが。

個人的には翔の従姉妹のリトの方が面白そう。「日本一包容力のある小学生」って、それどういう自称ですか?ずぼらな真白に比べてはるかに高い家事能力を誇りますし、真白にとってはかなり強力なライバルになりそうですね。翔は妹のようにしか思っていないわけですが、今後どうなることやら。


それにしても、1巻から結構な数の“端末”が登場しました。〈生命体〉〈侵略者〉〈角笛を吹く精霊〉〈慈母〉などなど。翔の能力もどうやら回数制限があるみたいなので今後の展開も結構早いのかもしれませんね。


いずれにせよ、面白かったです。さすがはスニーカー大賞《優秀賞》受賞作。ようやく感想も書けたので2巻も楽しみに読ませてもらいます。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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