2009年10月08日

双心のサヤ ―刀姫推参!―


双心のサヤ-刀姫推参!- (HJ文庫 と 4-1-1)

双心のサヤ-刀姫推参!- (HJ文庫 と 4-1-1)

  • 作者: 鳥生 浩司
  • 出版社/メーカー: ホビージャパン
  • 発売日: 2009/10/01
  • メディア: 文庫



本屋で目にしたときまずタイトルで興味を持ち、口絵を見て地雷の可能性が高いとも思ったのですが、駆け落ちしているという主人公とヒロインの設定に期待して買ってみることにした作品です。

結果としてはやはりというか、地雷でした。ラノベで地雷を引き当てたのは久しぶりでした。以下、批判ばかりになってしまったので
何が気に入らなかったかというと、まず駆け落ちしているにも関わらず雪征が紗耶に想いを伝えていないということです。いくら財閥の子息とそのメイドの関係とはいえ、告白すらしてないのに駆け落ちなんてありえないんじゃないかと。始まって少しページが進んだところで想いを伝えられてやっと付き合っているという状態になるのですが、順序が逆じゃないかとつっこみを入れたくなって、いいシーンのはずなのに全然そんな気分になれませんでした。

それと、紗耶と戦国時代の姫であるサヤの魂が入れ替わるという設定は悪くはないのですが、その入れ替わるスイッチとなるのがくしゃみというのはいかにも安っぽい。しかもその設定で数日間入れ替わりっぱなしになるというのは少し都合が良過ぎないかと。入れ替わる場面そのものもストーリー的に都合のいい場面ばかりになっているのも気になりました。

設定として気になったのは上記の2点です。その他、わたし個人の好き嫌いの観点から言いたいこととしては、サヤにメイド服は合ってないと思いました。学校の制服姿の方がイラスト的にわたしは好きだったなあと。侍女(サムライガール)として変な方向に目覚めて暴走しだした姿は見るに堪えなかったり、下着姿で真剣勝負とか読者ウケを狙ったとしか思えないシーンがあったりして、中盤までは正直何度も読むのをやめようかと思いました。

それでも、刀子が登場してきたあたりからは普通に読める話になってました。真面目なアクションシーンは悪くなかったので、ラブコメ路線をなくしてアクション路線で押した方がいいのではないかと思いました。
イラストでも前半よりも後半の方がいい絵が多かったと思いますが、この前半と後半の差は何なんでしょうか?もう少し物語の雰囲気に統一性を持たせた方が良かったような気がします。

雪征の過去とか気になるところもあるのですが、後半に詰め込んだせいか消化しきれてないのが残念です。おそらく続きを書く前提で伏線を回収しきらずにいくつか残したのでしょうが、個人的には前半部分のひどさが気になって仕方がないので多分続きは読みません。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 11:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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