
繰り世界のエトランジェ 第六幕 終演のマリオネット (角川スニーカー文庫)
- 作者: 赤月 黎
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/09/01
- メディア: 文庫
ストーリーの勢いの良さが気に入って読み続けていたこのシリーズも遂に最終巻を迎えました。なんだか最近はわたしの読んでいるシリーズで完結作が多いような気がします。
この巻の展開は、帯に書いてあったようにあったように全く予測できない展開でした。この予測できなさ加減は1巻並ではないかと思いました。展開が急過ぎて無理やり終わらせたように見えなくもないですが、ラストは本当にいい終わり方でした。何と言うか、清々しい気分になれました。
それで、気になった点はというと、結局メインヒロインって誰だったのでしょうか?5巻のあとがきで冥だと言っていたような気もしますが、それにしてはエピローグで影が薄過ぎるような…。自分的にはカタナが一番気に入っていたのですが、まあそれは言っても仕方ないことですね。
なにはともあれ、読後感の良い作品でした。
赤月黎さんの次回作は…、面白そうだったら買ってみることにします。