2019年07月04日

新九郎、奔る!(2)

新九郎、奔る! (2) (ビッグコミックススペシャル)
新九郎、奔る! (2) (ビッグコミックススペシャル)

新九郎、奔る! 第2集 | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館

\HAPPY NEW YEAR!/じゃねえよwww

この作品、ちょくちょく現在のネタをはさみこんでくるのが妙にツボにはまる。

しかし家族のイベントはなかなかに響いてくるものがありますね。戦の世であるだけに、一度別れが訪れるともう二度と会えなくなってしまう可能性はつきまとうし、また会えたとしても別れた先の事情でどれほど人が変わったようになっているともしれないのであって。だからこそ、同じ空間で同じ時間を過ごす「家の者たち」の絆は特別なものになっていくのかななどと思ったり。それを思うと、そんな「家」同士の婚姻による結びつきは、水よりも濃い縁をもたらすものではあるのだろうなとも。この辺、ネタは今風ながらも、当時を思わせる雰囲気がいい作品ではありますね。

そうこうしているうちに、新九郎の東国行きの下地ができてきている感があり、予告によると次には舞台も都から離れていきそうな? この辺の歴史は実はあまり知識がないので、楽しみにしながらつづきを待ちたいですね。


posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 18:48| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

やがて君になる 佐伯沙弥香について(2)

やがて君になる 佐伯沙弥香について(2) (電撃文庫)
やがて君になる 佐伯沙弥香について(2) (電撃文庫)

やがて君になる 佐伯沙弥香について(2) | やがて君になる | 書籍情報 | 電撃文庫公式サイト

あれ……これ、原作完全に追い越してるー!?

いやいやいや。原作7巻を読む前にこちらを読んだので、冒頭の部分からして軽くネタバレをくらった感じはありましたけど、それどころかそれどころか――じゃないですか!

佐伯沙弥香を主人公にした、七海燈子との、成就することのない想いの物語。苦い結末が最初から約束されてる秘めたる想いの物語。そのビターさをどれだけ味わわせてくれるのかと期待しながら読んでいたら、そしてそんなテイストを楽しませてもらっていたんだけど、終盤に差し掛かると時間が一気に進むこと進むこと。

え、これもしかして一冊で原作に追いついちゃうのか、それはちょっともったいない気がするなあ、なんて思ってたら……なんとなんとという驚きの展開であった。

これはもう完全に意表を突かれましたね。驚きすぎてポカーンとしてるうちに第三巻の予告にたどり着いてて、ちょっともうこれどういうリアクションをしていいのかわからないぞ……というところ。

七海燈子との恋の結末は苦いものだった。それは予想通り。けれど思ってたほど重くはなかったというか、中学のときの後を引きまくる失恋ほどの爪痕を残された印象は受けなかったんですよね。それは唐突ではなく失意の予感を感じ取っていたからこそか。ひとしきり泣けばうまくいかなかったことも受け入れてしまえそうな、ほろ苦くもすっきりとした印象だったんですよね。まあそれでも思い出せばじくじくとうずく傷は残るだろうし、実際に憂いを感じさせる印象にになってたのがその後の佐伯沙弥香ではあったけれど。

ともあれ、小学校からはじまったこのシリーズが、中学、高校と舞台を変えて、ついには大学にまでいたるというのは、なんというか不思議な感覚ですね。それぞれに印象的な出会いがあって、それぞれの恋の結末があって……。まるで佐伯沙弥香という人の恋の遍歴をたどっているような。いやまあ実際そうなのか。

女の子を好きになって、けれどそれで幸せは得られなくて。そんな佐伯沙弥香の漂流する想いがたどり着く先はどんな展開になるのか。次も期待したいですね。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 15:57| Comment(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ラノベ人気投票『好きラノ』2019年上期 投票用エントリ

https://lightnovel.jp/best/2019_01-06/

前回にひきつづき参加。今回はなんとか10枠埋めることができました。ちょっと水増ししてる感はありますが、上半期のお気に入りの10冊であることには違いありませんので。

今回のテーマは、「女性向け作品を推そう」……というわけでは特になく、ここのところの好みの傾向で選んでたら過半数が女性向け作品になりました。そしてそのうちの過半数がティーンズラブ小説ということで、いかにもこれがいまの好みのラインナップという感じ。

(一応、ティーンズラブ小説は区分的にR18ともいえるジャンルなので、それ以外とわける形で紹介していきます)



アイリスNEO 『金の女領主と銀の騎士』 /  伊蓑木サイ
【19上ラノベ投票/9784758091459】
金の女領主と銀の騎士 (アイリスNEO)
兄妹のように育った従者に好意を寄せる女領主と、彼女への想いに蓋をして誠心誠意仕えようとする男従者の恋物語。互いに自身への気持ちには無自覚に、身分違いを理由に身を引こうとするほどに想いを募らせていく様子がたいへんにおいしい、両片想いな主従譚でした。基本的に従者側の視点でつづられるため、男性読者でもとっつきやすいのではないかと。
感想

電撃の新文芸『Unnamed Memory(1)』 / 古宮九時
【19上ラノベ投票/9784049122671】
Unnamed Memory I 青き月の魔女と呪われし王 (DENGEKI)
魔女の塔の試練を突破したことで契約を交わし、期限付きで守護者の関係となった王子と魔女の物語。常人を越えて長い時を生きる魔女でありながら、王子からことあるごとに求婚されて力いっぱい断ってるお決まりのやりとりが、外見年齢相応の少女のようでとてもかわいい。レーベル的にはどちらかというと男性向けのように思えますが、話の雰囲気的には女性向けのラブコメありなファンタジー作品の雰囲気に近い気がします。
1巻感想・2巻(未読)

メディアワークス文庫『七姫物語 東和国秘抄 〜四季姫語り、言紡ぎの空〜』 / 高野和
【19上ラノベ投票/9784049122220】
(初出は電撃文庫)
七姫物語 東和国秘抄 ~四季姫語り、言紡ぎの空~ (メディアワークス文庫)
先王の遺児を名乗る姫が乱立して覇を競いあう地で、七人目の姫として祭り上げられた元孤児の少女の物語。周りの大人たちによって担ぎあげられ蚊帳の外で采配が振るわれていくなかで、生死を賭した争いの現場を初めて目にしたことから世界と向き合う決意をしていく少女の姿に、もっとこの先を見守りたいと思わされる。
感想

GAノベル『異世界国家アルキマイラ』 / 蒼乃暁
【19上ラノベ投票/9784797396706】
異世界国家アルキマイラ ~最弱の王と無双の軍勢~ (GAノベル)
VRシミュレーションゲームの国王としてゲームをプレイしていた主人公が、首都ごと異世界に転移させられてしまったファンタジーな物語。指導者たるべき人物の素養のなんたるかもわからない学生の身でありながら、意思を持った存在としての臣下たちを従え他国と対峙する一国の王として、歯を食いしばってでもその責任を背負おうとする、背負わねばと思いつめる姿に心打たれる。
感想


以下、ティーンズラブ小説になります。


エタニティ文庫『月夜に誘う恋の罠』 / 月城うさぎ
【19上ラノベ投票/9784434257124】
(初出はエタニティブックス)
月夜に誘う恋の罠 (エタニティ文庫)
結婚はしたくないけれど子どもはほしいと迫るお嬢様社長と、それなら結婚が前提と言い張るハイスぺ年上男秘書の恋物語。男性経験がないながらも的確に男をその気にさせる誘惑をくりだすお嬢様と、もともと好意を寄せていた相手だけにぐらっとくるのを抑えられないながらもそれでも体だけの関係ではなく心も手に入れたいと駆け引きをくりひろげる秘書による攻防がたいへんよいものでした。ティーンズラブ小説では基本的にヒロインが主導権を握る側の話というのは珍しい気がするので、その意味でも印象的な作品。
感想

オパール文庫『オペラ座の恋人(1)・(2)・(3)・(4)』 / シヲニエッタ
【19上ラノベ投票/9784829683705】
【19上ラノベ投票/9784829683712】
【19上ラノベ投票/9784829683750】
【19上ラノベ投票/9784829683767】
オペラ座の恋人(1) (オパール文庫)オペラ座の恋人(2) (オパール文庫)オペラ座の恋人(3) (オパール文庫)オペラ座の恋人C (オパール文庫)
クラシック趣味からオペラ観劇に出かけたベルリンで出会った、普通の女子大生とスーパーセレブな御曹司の恋物語。セレブな大人の男が気に入った女性にアプローチする、笑っちゃうほどに一般人からずれたスケールぶりと、住む世界が違いすぎて対等な関係が築けずいびつな関係にはまってしまって頭抱えたくなる展開がめちゃくちゃおもしろかったシリーズ。エロさの面でもティーンズラブ小説としてはこれまで読んできた中でトップクラス。個人的な上半期のベストは迷うことなくこのシリーズです。
6冊全部に投票することも考えたんですが、枠との兼ね合いで、一冊単位でのおもしろさを考慮した結果、ふたりの出会いの1巻、関係がこじれた2巻、過去との対決と人生選択の3・4巻の4冊に投票することに。
1・2巻感想(後日追記予定→済み) 3・4巻感想(後日追記予定→済み) 5・6巻感想(後日追記予定→済み)

ムーンドロップス文庫『愛玩調教 過保護すぎる飼い主の淫靡な企み』 / 青砥あか
【19上ラノベ投票/9784801918405】
愛玩調教 過保護すぎる飼い主の淫靡な企み (ムーンドロップス文庫)
主に対して忠誠と愛が混ざり合った感情を抱く専属ボディーガードのヒロインによる、男主人との恋物語。一方的にでも求められればそこに喜びを見出せるヒロインが、ボディーガードとは直接的には関係のない課題を次々と出され、主の真意がわからないまま、とまどいながらも変わらぬ主への想いを募らせていく様子がたいへんよいものでした。
感想


以上、7シリーズ10冊での投票でよろしくお願いします。

あらためてふりかえってみると、主従の物語が多いですね。主従恋愛譚だったり、主従とまではいかなくとも身分・立場の違いからくる釣り合わない関係のふたりの物語だったり。そういう対等ではない関係を含んだ物語が、どうもいまの好みであるっぽい。

ファンタジー特有の関係性かと思っていったら、実は現代が舞台でも可能であるらしいとわかったのが、上半期の収穫でしょうか。この調子で、下半期もいろんな作品を読んでいきたいです。まあその前に、たまってる感想を書かねばというところ……。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 01:21| Comment(0) | 読書まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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