2019年04月08日

不本意ですが、竜騎士団が過保護です

不本意ですが、竜騎士団が過保護です (ビーズログ文庫)
不本意ですが、竜騎士団が過保護です (ビーズログ文庫)

妹バカのシスコン王女ヒロインだと思ってたら、妹のほうもお姉様大好きな似たもの姉妹だった。いいですよこれ。

かたや妹第一主義をこじらせすぎて結婚のあてのない姉王女・リオノーラ、かたやそんな姉より先に結婚が決まって隣国に旅立っていった妹王女・シャーロット。序章から第一章の冒頭まで、シスコンぶりを発揮しまくって手遅れ感を覚えさせてくれるリオノーラを見ていれば、妹のほうはまともな王女なのかと思いきや、登場するやいなやそんなことはなかったと知らされるからもう笑うしかない。この姉妹大丈夫かな。お母上はさぞ頭痛めてそうな……いや、でも、ふたりまとめて送り出したようなものだし、これはうまいこと難題を片付けた形か。そう考えるとなかなかにキレ者なお母様ではなかろうか。

それはともかく、ヒロイン姉妹のキャラがかなり立っているので、ともすればコメディな話かと思ってしまいそうにもなりますけど、実のところはタイトル的にもラブコメな話でしたね。特に団長さんが、リオノーラの隠していた素性を知ってしまったことやほかにも理由があったりして、竜騎士団の紅一点なヒロインにとにかく過保護。それを逐一把握してる様子の妹王女が姉を取られることを心配してやきもきするのもわかる特別扱いぶり。いいぞ、もっとやれ。

けれど一方のリオノーラはそんな心配をよそにおもしろいくらいの恋知らずで。感情をしらないどころか恋のいろはもよく知らなさそうなレベルの純粋さを見せてくれるものだから、心配してる妹のほうがまるで過保護に思えてくるという。どちらがお姉さんなのかわからなくなってきそうな構図ですが、いいですよね。こういうの。

とはいえ妹王女の心配もあながち的外れではないのであって。ラブコメのラブの部分も芽生えかけている兆しはあり。姉妹の関係性ともども、今後の進展が楽しみになってくるところですね。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 13:56| Comment(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする