2019年03月20日

初めて恋をした日に読む話(1)

初めて恋をした日に読む話 1 (マーガレットコミックス) [ 持田 あき ] - 楽天ブックス
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初めて恋をした日に読む話 1/持田 あき | 集英社コミック公式 S-MANGA

これは設定がつらすぎる。中高ともにトップだったのに、東大受験で失敗したまま立ち直れず、31にもなって実家暮らしのまま情熱もなくくすぶってるとかもう、もう……。こんな、見届けざるをえない感がやばい。

もう本当に、読んでるだけで心が痛くなってくる。人生迷走したまま何をやってもダメダメなものだから、他人からダメ出しされる前に自虐に走って笑顔貼りつけてみたりとか、グレて反抗してる不良を見て自分の若いころは優等生だったものだからそんな経験もしてこれなかったとノスタルジーに浸ってしまったりとか、いろいろ見てられなさがやばすぎる。おまけに親には諦められてるわ、勤め先ではお荷物扱いだわ、もう勘弁してくださいと言いたくなる設定の塊のようなヒロインであった。読むだけで正気度が下がる。なんだこれは……。

前々からタイトル見かけて気になってたマンガではあったけど、まさかこんな話だったとは。いや、好きですけどね。好きにならずにはいられない話だけどもね。なかなかにつらいものがありますよねという。

さて、そんなヒロインの転機は不良高校生たちとの出会い。かつての自分ができなかった親への反抗に青春を費やす男の子たちにまぶしさを感じていたら、そのうちのひとりが親に連れられ勤め先の塾にやってきて、なんやかんやあった末に彼の受験指導をすることになる流れ。

これがまたいい感じなんですよね。親のいいなりなるのではなく自分たちの意志で反抗する不良たちとわいわい騒いで、情けない姿も見られながら打ち解けた彼らのうちのひとりと失敗した受験の記憶を取り返すかのように仕事に取り組み始め、仕事に恋に人生に、見失っていた情熱を取り戻していく。人生に挫折感を感じている人間にとって、これがどれほどの励ましになることか。まあ表紙の少年がヒロインからふた桁年下なこともあって、恋のほうはまだいくつかステップ踏まないと進みだしそうもないんだけど。

話として序盤も序盤であり、ここからどういう展開になっているのかはわかりませんが、ともあれ楽しみに読んでいきたいシリーズになりそうです。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 23:28| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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