2019年03月05日

フェチップル 〜僕らの純粋な恋〜(1)

フェチップル~僕らの純粋な恋~(1) (KCデラックス)
フェチップル~僕らの純粋な恋~(1) (KCデラックス)

『フェチップル〜僕らの純粋な恋〜(1)』(るり原 ズラチー)|講談社コミックプラス

これ……こんなフェチなネタ、全年齢でやっちゃっていいんですか!? えろすぎませんか? 性的すぎませんか? 最高でした……。

この手のネタの供給は、一冊のマンガのうち、ひとつふたつあればラッキーで、こだわりのある作者さんならもうちょっとそういうのが見られてホクホクものという感じ(のイメージ)なんですけど、この作品は一冊まるまるフェチなネタの詰め合わせ状態で、これでもかというくらいにそうした描写を堪能できて至福感がやばい。まるで、雨粒で潤いを得ていたら洪水が押し寄せてきたみたいなレベル。脳の処理能力を超える幸せに押しつぶされて死ぬ。なにこの幸せ空間。最高か。あ、ちなみに自分は髪のほうです(唐突な告白)

まあね、主人公が髪フェチな設定というだけで期待はしてましたよね。でもね、そうして読みはじめてみたら、1話目1ページ目を見た瞬間に「ありがとうございました……」って手を合わせて拝まんばかりだったよねっていう。最高でした。

ヒロインがそれはもう見事なまでのロングヘアの持ち主なんですよ。まっすぐ下ろしたらお尻くらいまであるというか。そんなボリュームのある黒髪が、どの回でも存分に描かれるんですよね。サラサラとなびかせたり、簡単にまとめてみたり、それでも変わらずたっぷりと豊かな髪の存在感。それが一冊まるまるですよ? もう最高だったとしか言えませんよ。

まあでも、自分として主人公の嗜好のすべてに同意できるわけではないです。理解できないものもある。けど、“わかってしまう”ネタが多数あるだけに、その“わかってる”描写の数々に至福感を覚えずにはいられないんですよ。
目の前で髪をほどくのは性的というくだりとか、もう同意しかありません、はい。

これは同じような嗜好の持ち主や、その素養のある人はぜひ読んでみるべき作品ですね。それに、そうでない人にもぜひ軽率に読んでもらって、そしてうっかりフェチに目覚めてほしい。そんなことを思う一冊でもありましたね。全力でオススメします。

とはいえ、ここまでフェチなネタにばかりふれてきましたけど、それ以外でもラブコメとしてもおもしろい話ではありまして。まあフェチな出会いからはじまって、それからすこしずつ恋をはじめていってるふたりですからね。フェチに振りきれば変態的なまでの言動を取ってくれるにもかかわらず、こと恋愛に関してはまるで中学生のような純情さを見せてもくれる。これがたいへんニヤニヤものでして。
相手への想いを素直に表そうとすることにすら照れが先走ってなかなかうまくいかないもどかしさ。フェチな欲望全開な時にはもっとドン引きレベルでぐいぐいいってたりもするだけに、このピュアさのギャップはほほ笑ましいものがあります。次の巻ではもう少し進展が、ある……のかな?

途中から登場の主人公の妹もやっぱりなんらかのフェチ持ちで、この作品、変態しかいねえ……なコメディとしてもおもしろい作品であり。なんというかもう、キャラの理解や関係性の深まりよりも、互いのフェチへの(諦観まじりの)理解の深まりが先立ってる感があるのが笑えるところ。
いやまあでも、当人たちが満足そうならなによりということで?

性癖的にとてもよくて、ストーリーにおいてもおもしろい。素晴らしい作品でした。オススメオススメ。これは2巻もめちゃくちゃ期待のシリーズですね。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 03:46| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。