2012年05月21日
2011-5-21
■Real Celia
http://www.mai-net.net/bbs/sst/sst.php?act=dump&cate=all&all=16740&n=0#kiji
「」まで
■ラノベのアニメ化の事を雑談してたら日本の将来が不安になった件 - Togetter
http://togetter.com/li/306036
■感想では得るものなんてほとんど何もない : 適当にネット小説をまとめる速報
http://tekitohsokuhou.blog.fc2.com/blog-entry-221.html
はてしない物語=壬生川一族、かく戦えけり= http://ncode.syosetu.com/n7910w/
2012年05月19日
パパのいうことを聞きなさい! 4
パパのいうことを聞きなさい! 4 (集英社スーパーダッシュ文庫) [文庫] / 松 智洋 (著...
![パパのいうことを聞きなさい! 4 (集英社スーパーダッシュ文庫) [文庫] / 松 智洋 (著); なかじま ゆか (イラスト); 集英社 (刊) パパのいうことを聞きなさい! 4 (集英社スーパーダッシュ文庫) [文庫] / 松 智洋 (著); なかじま ゆか (イラスト); 集英社 (刊)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Qe1RwmRuL._SL160_.jpg)
2巻3巻と、アニメに比べて不満だったけど、この巻でようやっと面白くなってきたように思います。
それというのもこの小説版(というか原作)の瀬川祐太、アニメだと「幼い頃からの波乱万丈な人生に揉まれた年齢以上によくできた好青年」という印象だったのが、「波乱万丈な経験をしてる割にごくごく年齢相応の大学生で、だけど物語の主人公らしくとにかく周りの人に好かれて自分から動かなくても助けてもらえる」ような人物であることに愕然としてしまっていたのです。「少年向けラノベらしからぬ」主人公像、ストーリーに興味をひかれていたというのに、蓋をあけてみればやっぱり「よくあるラノベ」じゃないかという落胆でしょうか。
ですが、それもここにきて味が出てきたように思います。今回、家出した美羽の説得や、その後の誕生日パーティーの様子など見ていると、祐太と三姉妹だけでなくロ研や合唱部の面々も、すっかりこの家族にとってはなじみ深い存在になっているんですね。アニメだと、ロ研のメンバーに助けられたりすることもあったけど、それでも家族とそれ以外の人々の間には、やっぱり厳然たる境界があったように思います(個人的に微妙だった最終話は置いておくとして)。それはつまり、アニメでの祐太は、他者からの助けをそれほど必要としないように見えるほどわきまえのある人物だったということ。それに対して原作の祐太は、見た目も内実も、周りから助けてもらわなければ三姉妹の保護者などという大任は決して務まりそうもない。けど、だからこそ、自然と周囲からの助けが得られる「主人公体質」が活きてくる。年齢相応の凡人だからこそ、自分一人で三姉妹の世話を焼くのではなく、お隣さんや伯父さんや伯母さんやロ研やバイト先の関係者や合唱部などといった色んな人と関わって、助けられながら三姉妹を育て、祐太本人も保護者として、ひいては人として成長していける。いいないいな。
三姉妹の方にスポットが当たりがちで影が薄くなりがちだけど、祐太もしっかり成長してる。終盤で、ぐずる美羽に対して声を荒げてでも聞き分けさせ連れ出したのは、2巻で心配かけまいと無理をする空の心理に踏み込めないで風邪を悪化させてしまったことを考えれば、保護者としてというか家族としてというか、心の距離の縮まりを感じます。
あくまで平凡、けどだからこその自然体な主人公、というやつなのだろうか。アニメでの、頑張りに頑張って報われる主人公像の方がやっぱり好きなのだけれでも、こっちの瀬川祐太も捨てがたい。そう思えてきました。
![パパのいうことを聞きなさい! 4 (集英社スーパーダッシュ文庫) [文庫] / 松 智洋 (著); なかじま ゆか (イラスト); 集英社 (刊) パパのいうことを聞きなさい! 4 (集英社スーパーダッシュ文庫) [文庫] / 松 智洋 (著); なかじま ゆか (イラスト); 集英社 (刊)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Qe1RwmRuL._SL160_.jpg)
2巻3巻と、アニメに比べて不満だったけど、この巻でようやっと面白くなってきたように思います。
それというのもこの小説版(というか原作)の瀬川祐太、アニメだと「幼い頃からの波乱万丈な人生に揉まれた年齢以上によくできた好青年」という印象だったのが、「波乱万丈な経験をしてる割にごくごく年齢相応の大学生で、だけど物語の主人公らしくとにかく周りの人に好かれて自分から動かなくても助けてもらえる」ような人物であることに愕然としてしまっていたのです。「少年向けラノベらしからぬ」主人公像、ストーリーに興味をひかれていたというのに、蓋をあけてみればやっぱり「よくあるラノベ」じゃないかという落胆でしょうか。
ですが、それもここにきて味が出てきたように思います。今回、家出した美羽の説得や、その後の誕生日パーティーの様子など見ていると、祐太と三姉妹だけでなくロ研や合唱部の面々も、すっかりこの家族にとってはなじみ深い存在になっているんですね。アニメだと、ロ研のメンバーに助けられたりすることもあったけど、それでも家族とそれ以外の人々の間には、やっぱり厳然たる境界があったように思います(個人的に微妙だった最終話は置いておくとして)。それはつまり、アニメでの祐太は、他者からの助けをそれほど必要としないように見えるほどわきまえのある人物だったということ。それに対して原作の祐太は、見た目も内実も、周りから助けてもらわなければ三姉妹の保護者などという大任は決して務まりそうもない。けど、だからこそ、自然と周囲からの助けが得られる「主人公体質」が活きてくる。年齢相応の凡人だからこそ、自分一人で三姉妹の世話を焼くのではなく、お隣さんや伯父さんや伯母さんやロ研やバイト先の関係者や合唱部などといった色んな人と関わって、助けられながら三姉妹を育て、祐太本人も保護者として、ひいては人として成長していける。いいないいな。
三姉妹の方にスポットが当たりがちで影が薄くなりがちだけど、祐太もしっかり成長してる。終盤で、ぐずる美羽に対して声を荒げてでも聞き分けさせ連れ出したのは、2巻で心配かけまいと無理をする空の心理に踏み込めないで風邪を悪化させてしまったことを考えれば、保護者としてというか家族としてというか、心の距離の縮まりを感じます。
あくまで平凡、けどだからこその自然体な主人公、というやつなのだろうか。アニメでの、頑張りに頑張って報われる主人公像の方がやっぱり好きなのだけれでも、こっちの瀬川祐太も捨てがたい。そう思えてきました。
2012年05月04日
2012年4月の読書まとめ
読んだ本の量が増加しておる。小説を読む以外のやる気が皆無に等しくなってたからである。現在進行形で続いていることではあるのだけど。この際スパッと読書断ちした方がいいのかもしれないけど、読書以外に趣味らしい趣味がないに等しくなってる自分としては、次には溜まってくストレスをどうしたもんかと考えだして、なかなか思い切りもできず、ずるずると時間だけが過ぎていく。非常によろしくない状態である。
それはそれとして、読んだ本としては先月後半頃から続いてジャンルが多岐にわたってきたように思う。心としてはファンタジー、ホラー、SF、ミステリー、時代、官能、ライトノベル辺りの要素をつまみ食いしていきたいところ。これまで食わず嫌いしていたそれぞれのジャンルにもそれぞれの面白さがあり、読むたび知らぬ世界に会えたような喜びを得られ、本を読むことの楽しいこと楽しいこと。今までこれほど読書が楽しいと感じられた時期はあったろうかと思い返してみても、ちょっと思いつかない。とはいえ、まだ読みだしたばかりな方面も多く、慣れないジャンルもままあるもの。ホラーについては、望む方向性を見誤っていた感があり、ちょっと軌道修正中。官能は、シチュエーションの好みが合う合わぬの分かれ目だろうが、それ以前に文体の合う合わぬでつまずくことが多く、まず作者の開拓ありきという段。ミステリーについては、まだもってその面白さがつかめず、とにかく数を読んでみるべしといったところ。それ以外の方面では、まずまず順調に楽しめていて、次には何を読むか、どんな楽しみがあるかと考えるのも面白い。満足満足。愉快至極。
と、とても楽しんでいた記憶はあるのだが、先月読んだ中からのお気に入り、という段で詰まる。はて、このブログで感想を残した分には十分以上に楽しめたはずなのだが、振り返ってみるにどうもそれほど心に残るものがない。おかしい、そんなはずはないと思い、感想を読み返してみても、ただただ首を傾げるばかり。粘ってみてもないはずの印象が出てくるでもなし、仕方なくも先月は、お気に入りはなしということにさせていただく。また、代わりに読みかけのWeb小説からと思っても、こちらも先月読んだ分にはさほど鮮明に思い浮かぶものもなく。おかしなこともあるものよ。
それにしてもここまでの文、最近読んだ文章の影響を多分に受けておる。書き直すのは面倒であり、なにより今この時だからこそ現れたであろう文、どこかに残しておくのも一興かと思うゆえ、このまま投稿してみんとす。
以下、読書メーター貼り付け。
4月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:6677ページ
ナイス数:31ナイス
パパのいうことを聞きなさい! 2 (集英社スーパーダッシュ文庫)
読了日:04月30日 著者:松 智洋
暗闇の囁き (講談社文庫)
読了日:04月25日 著者:綾辻 行人
緋色の囁き (講談社文庫)
物語全体が赤みがかった情景でイメージされた。被害者たちの残忍な殺され方と主人公自身への懐疑が生み出すサスペンスな雰囲気に一気に引き込まれた。犯人の心理もこういう雰囲気のの話ならではの一種異様な面白さ。
読了日:04月21日 著者:綾辻 行人
いつも心に剣を 5 (MF文庫J)
読了日:04月21日 著者:十文字 青
いつも心に剣を〈4〉 (MF文庫J)
読了日:04月19日 著者:十文字 青
最高の四姉妹―としごろ (フランス書院文庫)
読了日:04月18日 著者:巽 飛呂彦
パパのいうことを聞きなさい! (パパのいうことを聞きなさい! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
読了日:04月17日 著者:松 智洋
風の邦、星の渚 下―レーズスフェント興亡記 (角川春樹事務所 ハルキ文庫)
読了日:04月16日 著者:小川 一水
風の邦、星の渚 上―レーズスフェント興亡記 (角川春樹事務所 ハルキ文庫)
読了日:04月15日 著者:小川 一水
Missing〈5〉目隠しの物語 (電撃文庫)
読了日:04月14日 著者:甲田 学人
Missing〈4〉首くくりの物語・完結編 (電撃文庫)
読了日:04月13日 著者:甲田 学人
フェンネル大陸 偽王伝6 雲の花嫁 (講談社文庫)
読了日:04月13日 著者:高里 椎奈
フェンネル大陸 偽王伝5 風牙天明 (講談社文庫)
読了日:04月12日 著者:高里 椎奈
僕の居候生活―兄嫁・姪・親戚のお姉さんと… (フランス書院文庫)
読了日:04月10日 著者:山口 陽
テンプテーション・クラウン 3 (テンプテーション・クラウンシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
読了日:04月07日 著者:雪野 静
新・平家物語(二) (吉川英治歴史時代文庫)
読了日:04月06日 著者:吉川 英治
新・平家物語(一) (吉川英治歴史時代文庫)
強かな計算でなく強い情がもたらす興亡流転。内に素朴を残す人の世の営みはげにも愛し。
読了日:04月04日 著者:吉川 英治
Another(下) (角川文庫)
ホラーとしてよりも死者は誰かというミステリ風の読み方をしようとしてたら、いつの間にかこの後どうなっちゃうんだろうとサスペンスを楽しんでて、気付いたらそのまま死者がが明らかになってしまっていた。惜しいことした気もするがそれだけのめり込まされるものがあったということで、満足のいく面白さでした。「呪い」が続き、クラスの中で募る不安が今に爆発するかと膨らんでいく雰囲気がとてもよかったです。
読了日:04月03日 著者:綾辻 行人
Another(上) (角川文庫)
読了日:04月03日 著者:綾辻 行人
2012年4月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター
それはそれとして、読んだ本としては先月後半頃から続いてジャンルが多岐にわたってきたように思う。心としてはファンタジー、ホラー、SF、ミステリー、時代、官能、ライトノベル辺りの要素をつまみ食いしていきたいところ。これまで食わず嫌いしていたそれぞれのジャンルにもそれぞれの面白さがあり、読むたび知らぬ世界に会えたような喜びを得られ、本を読むことの楽しいこと楽しいこと。今までこれほど読書が楽しいと感じられた時期はあったろうかと思い返してみても、ちょっと思いつかない。とはいえ、まだ読みだしたばかりな方面も多く、慣れないジャンルもままあるもの。ホラーについては、望む方向性を見誤っていた感があり、ちょっと軌道修正中。官能は、シチュエーションの好みが合う合わぬの分かれ目だろうが、それ以前に文体の合う合わぬでつまずくことが多く、まず作者の開拓ありきという段。ミステリーについては、まだもってその面白さがつかめず、とにかく数を読んでみるべしといったところ。それ以外の方面では、まずまず順調に楽しめていて、次には何を読むか、どんな楽しみがあるかと考えるのも面白い。満足満足。愉快至極。
と、とても楽しんでいた記憶はあるのだが、先月読んだ中からのお気に入り、という段で詰まる。はて、このブログで感想を残した分には十分以上に楽しめたはずなのだが、振り返ってみるにどうもそれほど心に残るものがない。おかしい、そんなはずはないと思い、感想を読み返してみても、ただただ首を傾げるばかり。粘ってみてもないはずの印象が出てくるでもなし、仕方なくも先月は、お気に入りはなしということにさせていただく。また、代わりに読みかけのWeb小説からと思っても、こちらも先月読んだ分にはさほど鮮明に思い浮かぶものもなく。おかしなこともあるものよ。
それにしてもここまでの文、最近読んだ文章の影響を多分に受けておる。書き直すのは面倒であり、なにより今この時だからこそ現れたであろう文、どこかに残しておくのも一興かと思うゆえ、このまま投稿してみんとす。
以下、読書メーター貼り付け。
4月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:6677ページ
ナイス数:31ナイス
パパのいうことを聞きなさい! 2 (集英社スーパーダッシュ文庫)読了日:04月30日 著者:松 智洋
暗闇の囁き (講談社文庫)読了日:04月25日 著者:綾辻 行人
緋色の囁き (講談社文庫)物語全体が赤みがかった情景でイメージされた。被害者たちの残忍な殺され方と主人公自身への懐疑が生み出すサスペンスな雰囲気に一気に引き込まれた。犯人の心理もこういう雰囲気のの話ならではの一種異様な面白さ。
読了日:04月21日 著者:綾辻 行人
いつも心に剣を 5 (MF文庫J)読了日:04月21日 著者:十文字 青
いつも心に剣を〈4〉 (MF文庫J)読了日:04月19日 著者:十文字 青
最高の四姉妹―としごろ (フランス書院文庫)読了日:04月18日 著者:巽 飛呂彦
パパのいうことを聞きなさい! (パパのいうことを聞きなさい! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)読了日:04月17日 著者:松 智洋
読了日:04月16日 著者:小川 一水
読了日:04月15日 著者:小川 一水
Missing〈5〉目隠しの物語 (電撃文庫)読了日:04月14日 著者:甲田 学人
Missing〈4〉首くくりの物語・完結編 (電撃文庫)読了日:04月13日 著者:甲田 学人
フェンネル大陸 偽王伝6 雲の花嫁 (講談社文庫)読了日:04月13日 著者:高里 椎奈
フェンネル大陸 偽王伝5 風牙天明 (講談社文庫)読了日:04月12日 著者:高里 椎奈
僕の居候生活―兄嫁・姪・親戚のお姉さんと… (フランス書院文庫)読了日:04月10日 著者:山口 陽
テンプテーション・クラウン 3 (テンプテーション・クラウンシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)読了日:04月07日 著者:雪野 静
新・平家物語(二) (吉川英治歴史時代文庫)読了日:04月06日 著者:吉川 英治
新・平家物語(一) (吉川英治歴史時代文庫)強かな計算でなく強い情がもたらす興亡流転。内に素朴を残す人の世の営みはげにも愛し。
読了日:04月04日 著者:吉川 英治
Another(下) (角川文庫)ホラーとしてよりも死者は誰かというミステリ風の読み方をしようとしてたら、いつの間にかこの後どうなっちゃうんだろうとサスペンスを楽しんでて、気付いたらそのまま死者がが明らかになってしまっていた。惜しいことした気もするがそれだけのめり込まされるものがあったということで、満足のいく面白さでした。「呪い」が続き、クラスの中で募る不安が今に爆発するかと膨らんでいく雰囲気がとてもよかったです。
読了日:04月03日 著者:綾辻 行人
Another(上) (角川文庫)読了日:04月03日 著者:綾辻 行人
2012年4月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター
2012年04月21日
いつも心に剣を(5)
いつも心に剣を 5 (MF文庫J) [文庫] / 十文字 青 (著); kaya8 (イラスト...
![いつも心に剣を 5 (MF文庫J) [文庫] / 十文字 青 (著); kaya8 (イラスト); メディアファクトリー (刊) いつも心に剣を 5 (MF文庫J) [文庫] / 十文字 青 (著); kaya8 (イラスト); メディアファクトリー (刊)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51dhTYw4jmL._SL160_.jpg)
稀代の魔女狩り・人狩りとなったレーレ。自責の念にかられて荒んでいきながらも、ユユの存在に縋り、命じられるがまま多くの命に手をかけた猟犬。並ぶ者はいなかったであろう程の戦果を挙げた狩人の一人称視点で綴られることが多かった4巻5巻、面白かったです。3巻読んでから時間が経っててあまり話を覚えていないので、他の人とはちょっと印象がずれてるかもしれませんが。
どこかに欠陥のある天才というのはかなり好みのキャラなのですが、この作品のレーレもまたそう。シレーンの民の末裔に現出する鷹の目の力を人並み外れた優秀さで有し、殺しの腕にかけては作中一二を争うほど。だが、弱い部分もそれに劣らずあった。その根本はユユへの精神的な依存。ユユの方もレーレに依存していたがそれはさておき。シリーズ当初からレーレにとってはほとんどユユがすべてだった。そのために3巻の後、ユユは死んだと思ってしまうと、今度は復讐のことが頭のほとんどを占めるようになる。そこには自責もなく、無茶を心配する友の言葉も理解できず、ただただ命令通りに魔女を狩ることだけがレーレのすべてだった。その視野の狭さはレーレの幼さ。ユユと育つうちに考えることを委ねきり、広がりが止まってしまったもの。とはいえ、この程度なら別段大した問題ではないように思える。猟犬として、レーレは天性の才能を有していたから。しかし、それが致命的な欠陥となったのは、魔女狩りから人狩りへと変化した時。旧知の人物を手にかけた時、レーレは初めてその可能性があったことに思い至り、既に還らぬものとなった命に心を苛まれるようになる。壊れてしまいそうな心を、あと一歩のところで、ユユに縋りつくことでなんとか繋ぎとめ、人狩りを続けるレーレ。そして本人の苦悩など知る由もなく、その狩りによって人々を恐怖の淵に追いやり、悪名を馳せていくレーレ。哀れなレーレ。その弱さが、たまらなく愛おしい。
という感じの読みをしてたら、終盤はなんとも釈然としない展開で戸惑いましたが、致命的な欠陥を抱えた人間はこの辺りでその生涯を閉じるのがいい塩梅だろうと思えたので。私はこの物語の結末を悲劇として読ませていただきました。人間たちとも魔女たちとも相容れなかった二人がこの先、共同体社会の中で生きていくことは至難でしょうし、それが二人にとって一番幸せな結末に思えてならないのです。
![いつも心に剣を 5 (MF文庫J) [文庫] / 十文字 青 (著); kaya8 (イラスト); メディアファクトリー (刊) いつも心に剣を 5 (MF文庫J) [文庫] / 十文字 青 (著); kaya8 (イラスト); メディアファクトリー (刊)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51dhTYw4jmL._SL160_.jpg)
稀代の魔女狩り・人狩りとなったレーレ。自責の念にかられて荒んでいきながらも、ユユの存在に縋り、命じられるがまま多くの命に手をかけた猟犬。並ぶ者はいなかったであろう程の戦果を挙げた狩人の一人称視点で綴られることが多かった4巻5巻、面白かったです。3巻読んでから時間が経っててあまり話を覚えていないので、他の人とはちょっと印象がずれてるかもしれませんが。
どこかに欠陥のある天才というのはかなり好みのキャラなのですが、この作品のレーレもまたそう。シレーンの民の末裔に現出する鷹の目の力を人並み外れた優秀さで有し、殺しの腕にかけては作中一二を争うほど。だが、弱い部分もそれに劣らずあった。その根本はユユへの精神的な依存。ユユの方もレーレに依存していたがそれはさておき。シリーズ当初からレーレにとってはほとんどユユがすべてだった。そのために3巻の後、ユユは死んだと思ってしまうと、今度は復讐のことが頭のほとんどを占めるようになる。そこには自責もなく、無茶を心配する友の言葉も理解できず、ただただ命令通りに魔女を狩ることだけがレーレのすべてだった。その視野の狭さはレーレの幼さ。ユユと育つうちに考えることを委ねきり、広がりが止まってしまったもの。とはいえ、この程度なら別段大した問題ではないように思える。猟犬として、レーレは天性の才能を有していたから。しかし、それが致命的な欠陥となったのは、魔女狩りから人狩りへと変化した時。旧知の人物を手にかけた時、レーレは初めてその可能性があったことに思い至り、既に還らぬものとなった命に心を苛まれるようになる。壊れてしまいそうな心を、あと一歩のところで、ユユに縋りつくことでなんとか繋ぎとめ、人狩りを続けるレーレ。そして本人の苦悩など知る由もなく、その狩りによって人々を恐怖の淵に追いやり、悪名を馳せていくレーレ。哀れなレーレ。その弱さが、たまらなく愛おしい。
という感じの読みをしてたら、終盤はなんとも釈然としない展開で戸惑いましたが、致命的な欠陥を抱えた人間はこの辺りでその生涯を閉じるのがいい塩梅だろうと思えたので。私はこの物語の結末を悲劇として読ませていただきました。人間たちとも魔女たちとも相容れなかった二人がこの先、共同体社会の中で生きていくことは至難でしょうし、それが二人にとって一番幸せな結末に思えてならないのです。
2012年04月17日
パパのいうことを聞きなさい!
パパのいうことを聞きなさい! (パパのいうことを聞きなさい! シリーズ) (集英社スーパーダッ...
![パパのいうことを聞きなさい! (パパのいうことを聞きなさい! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫) [文庫] / 松 智洋 (著); なかじま ゆか (イラスト); 集英社 (刊) パパのいうことを聞きなさい! (パパのいうことを聞きなさい! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫) [文庫] / 松 智洋 (著); なかじま ゆか (イラスト); 集英社 (刊)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51tEkU1%2B6jL._SL160_.jpg)
アニメがかなり好みな感じだったので原作の方にも手を出してみました。アニメはほとんどこの1巻の内容だけで1クールやってたということもあり、アニメと同じように楽しむことができました。ちょっと波乱万丈の過去を持つとはいえ平凡に大学生になった祐太が、突然三人の姪っ子たちの保護者になり、四苦八苦しながらも家族の絆を深めていく話。やっぱりいいものですね。
内容についてこれ以上感想書こうにもぶっちゃけアニメでほとんど書き尽してしまった感があるので、ここからはアニメから入った人間として、アニメとの比較などを少し。
一番大きな点は、原作だと瀬川祐太の物語として描かれてることでしょうか。主人公なんだし当たり前といってしまえば当たり前なんですが、アニメだと話数に余裕があったからかもともとそういうつもりだったのか、祐太だけではなく三姉妹にもしっかりスポットを当てた物語になってましたよね。この点ではアニメ版の方が好きかなあ。アニメを見てると原作ではちょっと物足りなさも。ですが、ラストについては、ちょっとよくわからないまま終わってたアニメと比べると、しっかり描かれていた原作の方が、区切りをつけるに相応しい心暖まる終わり方で好きですね。アニメではぼかされてた権利関係についてもさらっと書いてあったのはなにげにポイント高いかも。とはいえ、総合してどっちがよかった、というのは野暮な気がしますね。原作はあのラストを一番のクライマックスにするべく考えられた話。アニメは原作で何も描かれずに飛ばされてた時間で補完するような形で三姉妹にもしっかりスポットを当てるべく考えられた話。どっちにもそれぞれよかった点があり、どちらでも楽しめたという意味でいい作品だなぁと改めて思ったり。
そんなこんなで、次からはアニメのその先の話になるわけですが、そちらも楽しんでいけたらなーということで。
![パパのいうことを聞きなさい! (パパのいうことを聞きなさい! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫) [文庫] / 松 智洋 (著); なかじま ゆか (イラスト); 集英社 (刊) パパのいうことを聞きなさい! (パパのいうことを聞きなさい! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫) [文庫] / 松 智洋 (著); なかじま ゆか (イラスト); 集英社 (刊)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51tEkU1%2B6jL._SL160_.jpg)
アニメがかなり好みな感じだったので原作の方にも手を出してみました。アニメはほとんどこの1巻の内容だけで1クールやってたということもあり、アニメと同じように楽しむことができました。ちょっと波乱万丈の過去を持つとはいえ平凡に大学生になった祐太が、突然三人の姪っ子たちの保護者になり、四苦八苦しながらも家族の絆を深めていく話。やっぱりいいものですね。
内容についてこれ以上感想書こうにもぶっちゃけアニメでほとんど書き尽してしまった感があるので、ここからはアニメから入った人間として、アニメとの比較などを少し。
一番大きな点は、原作だと瀬川祐太の物語として描かれてることでしょうか。主人公なんだし当たり前といってしまえば当たり前なんですが、アニメだと話数に余裕があったからかもともとそういうつもりだったのか、祐太だけではなく三姉妹にもしっかりスポットを当てた物語になってましたよね。この点ではアニメ版の方が好きかなあ。アニメを見てると原作ではちょっと物足りなさも。ですが、ラストについては、ちょっとよくわからないまま終わってたアニメと比べると、しっかり描かれていた原作の方が、区切りをつけるに相応しい心暖まる終わり方で好きですね。アニメではぼかされてた権利関係についてもさらっと書いてあったのはなにげにポイント高いかも。とはいえ、総合してどっちがよかった、というのは野暮な気がしますね。原作はあのラストを一番のクライマックスにするべく考えられた話。アニメは原作で何も描かれずに飛ばされてた時間で補完するような形で三姉妹にもしっかりスポットを当てるべく考えられた話。どっちにもそれぞれよかった点があり、どちらでも楽しめたという意味でいい作品だなぁと改めて思ったり。
そんなこんなで、次からはアニメのその先の話になるわけですが、そちらも楽しんでいけたらなーということで。
2012年04月15日
冬アニメ雑感
冬アニメの見てるもの全部見終わりました。ホライゾンやFate/Zeroなど本命級が並んだ秋と比べると事前の期待はほとんどしてなかったといっていいくらいだったのですが、実際見てみると実はこの一年で一番楽しんでたんじゃないかと思えるくらいに楽しめる作品がそろってて、とても楽しませてもらえたクールでした。以下、最後まで見た作品について、お気に入り順に一言二言程度書いていってみます。
[☆☆☆☆☆]パパのいうことを聞きなさい!
姉夫婦の事故死の後、残された三姉妹たちを引き取った大学一年生の・瀬川祐太の、保護者一年生としての奮闘記。ホームコメディな空気は出しつつも、自らの手で子供を養うということについても、甲斐性や心配りなどいくつもの角度から描いてくれてたのが印象的でした。ラノベ原作でこういう話もできるのかというのは新鮮な驚き。最終回ではうまくまとめられてないようにも感じられましたがそれまでがすごくよかったので五つ星。原作読者によるとここからが面白いところだそうなので、原作の方も読んでみたいところです。
[☆☆☆☆☆]モーレツ宇宙海賊
13話まで視聴済み。冬期一番のダークホース。タイトルの「モーレツ」とか、古めかしすぎて古典世界だけの存在なんじゃないかと思えるくらいの海賊衣装とか、OPの曲とか、物語が始まる以前に見えてくる情報のあれやこれやがいかにもダサい。なので正直まったく期待せずに見始めたのですが、見てみるとこれが面白いこと面白いこと。その面白さがはっきりと感じられるようになったのはヨット部の宇宙航海から。あの航海中、宇宙船の向こう側に広がる一面の星空が見えた瞬間に、宇宙というものに対するワクワク感が蘇ったのがわかりましたね。その後も毎回一箇所は必ずワクワクさせるシーンがある。SFから遠ざかって久しい身でもSFの楽しみを思い出ずにはいられませんでしたね。いやむしろ、奇をてらわない正統派(?)な宇宙SFだからこそ、SF慣れしてない自分にもその面白さが伝わってくるのかもしれません。そして奇をてらわないからこそ、上で書いたダサいと思えた要素も、今となってはそれでなきゃいけないと思えるようになってるんですよね。いやホント、素晴らしい作品です。2クール目も楽しみ。最近小説のほうでもSFを読みたい気分になってるのは、はっきりと覚えてはいないですが、このアニメがきっかけだったかもしれません。
[☆☆☆☆]プリティーリズム・オーロラドリーム
1クール目が面白かったのでそのまま惰性で2クール目3クール目と見続けていたのですが、それまでの積み重ねを踏まえてまとめにかかった4クール目では、少なくともここ一年で見たアニメでは最高の盛り上がりを見せてくれました。あいら、りずむ、みおんの3人の物語としてだけでなく、社長やそなたという親世代の物語としても綺麗にまとめてくれて、終盤はもう感動、圧倒、されっぱなしで、ただただ面白い面白い言う他ないくらいに見入りっぱなしでした。4クールという長丁場だからこそできる盛り上がり。見続けてよかったと思いましたよ。それでもあえて四つ星としましたが、これは好みから少しずれてたからですね。物語の面白さなら文句なしに一番でした。
[☆☆☆]ブラック★ロックシューター
精神的な幼さゆえに傷つき傷つけられの中学生の友情模様を描いた傑作、という評価を下すはずでした。6話までは。依存する心がもたらす窮屈な関係、変化への恐怖、まとまりがつかずパニック状態に陥る心、すれ違う心と心、といったものすごく大好きな展開で、毎回毎回それはもう登場人物に同調せんばかりにかじりついて楽しませてもらいました。(でもこれは、そうできるほどの幼さから脱却できてないということでもあるので、あんまり好ましいことだとは思えないんですが、そこはそれ、楽しんだ者勝ちということで。)ただ、7話8話で綺麗な友情物語としてまとまってしまったのが、友情物語を斜に構えて見てしまう自分にとって素直には受け入れがたかったですね。人間関係を修復不能なまでに完全にぶっ壊すのはそれはそれで至難の業だとは思いますが、一度壊れた関係を歪みも残さず完全に円く収めるのもまた相当の困難が立ちはだかると思うんですよね。
[☆]戦姫絶唱シンフォギア
ストーリー云々以前に、世界観がまとまってなかったように思う。あんなペースで天災級の被害をもたらすノイズが出現する街に人は住み続けられるのかとか、SFチックな世界でフィーネだけがファンタジーな背景を持ってるにもかかわらずその設定を補強する描写がなかったりとか。一番大事なのがそこじゃないのはわかるんですが、気になりだすと話を楽しむどころじゃなくなってしまって。あとから説明されるのかと思って気になるところも一旦保留しつつ見続けたんですけどね。展開の巻き具合からしても、1クール13話でやるべき話ではなかったんじゃとしか。
その他は途中でリタイアしたりギブアップしたり。
お気に入り順では上記の通りですが、
話の面白さ順では、プリティーリズム・オーロラドリーム>モーレツ宇宙海賊>ブラック★ロックシューター>パパのいうことを聞きなさい!>戦姫絶唱シンフォギア、
おすすめ順では、モーレツ宇宙海賊>プリティーリズム・オーロラドリーム>パパのいうことを聞きなさい!>ブラック★ロックシューター>戦姫絶唱シンフォギア、ということになったり。
春期は、アクセル・ワールド、Fate/Zeroの第2期、モーレツ宇宙海賊の2クール目あたりに期待したいということで。
[☆☆☆☆☆]パパのいうことを聞きなさい!
姉夫婦の事故死の後、残された三姉妹たちを引き取った大学一年生の・瀬川祐太の、保護者一年生としての奮闘記。ホームコメディな空気は出しつつも、自らの手で子供を養うということについても、甲斐性や心配りなどいくつもの角度から描いてくれてたのが印象的でした。ラノベ原作でこういう話もできるのかというのは新鮮な驚き。最終回ではうまくまとめられてないようにも感じられましたがそれまでがすごくよかったので五つ星。原作読者によるとここからが面白いところだそうなので、原作の方も読んでみたいところです。
[☆☆☆☆☆]モーレツ宇宙海賊
13話まで視聴済み。冬期一番のダークホース。タイトルの「モーレツ」とか、古めかしすぎて古典世界だけの存在なんじゃないかと思えるくらいの海賊衣装とか、OPの曲とか、物語が始まる以前に見えてくる情報のあれやこれやがいかにもダサい。なので正直まったく期待せずに見始めたのですが、見てみるとこれが面白いこと面白いこと。その面白さがはっきりと感じられるようになったのはヨット部の宇宙航海から。あの航海中、宇宙船の向こう側に広がる一面の星空が見えた瞬間に、宇宙というものに対するワクワク感が蘇ったのがわかりましたね。その後も毎回一箇所は必ずワクワクさせるシーンがある。SFから遠ざかって久しい身でもSFの楽しみを思い出ずにはいられませんでしたね。いやむしろ、奇をてらわない正統派(?)な宇宙SFだからこそ、SF慣れしてない自分にもその面白さが伝わってくるのかもしれません。そして奇をてらわないからこそ、上で書いたダサいと思えた要素も、今となってはそれでなきゃいけないと思えるようになってるんですよね。いやホント、素晴らしい作品です。2クール目も楽しみ。最近小説のほうでもSFを読みたい気分になってるのは、はっきりと覚えてはいないですが、このアニメがきっかけだったかもしれません。
[☆☆☆☆]プリティーリズム・オーロラドリーム
1クール目が面白かったのでそのまま惰性で2クール目3クール目と見続けていたのですが、それまでの積み重ねを踏まえてまとめにかかった4クール目では、少なくともここ一年で見たアニメでは最高の盛り上がりを見せてくれました。あいら、りずむ、みおんの3人の物語としてだけでなく、社長やそなたという親世代の物語としても綺麗にまとめてくれて、終盤はもう感動、圧倒、されっぱなしで、ただただ面白い面白い言う他ないくらいに見入りっぱなしでした。4クールという長丁場だからこそできる盛り上がり。見続けてよかったと思いましたよ。それでもあえて四つ星としましたが、これは好みから少しずれてたからですね。物語の面白さなら文句なしに一番でした。
[☆☆☆]ブラック★ロックシューター
精神的な幼さゆえに傷つき傷つけられの中学生の友情模様を描いた傑作、という評価を下すはずでした。6話までは。依存する心がもたらす窮屈な関係、変化への恐怖、まとまりがつかずパニック状態に陥る心、すれ違う心と心、といったものすごく大好きな展開で、毎回毎回それはもう登場人物に同調せんばかりにかじりついて楽しませてもらいました。(でもこれは、そうできるほどの幼さから脱却できてないということでもあるので、あんまり好ましいことだとは思えないんですが、そこはそれ、楽しんだ者勝ちということで。)ただ、7話8話で綺麗な友情物語としてまとまってしまったのが、友情物語を斜に構えて見てしまう自分にとって素直には受け入れがたかったですね。人間関係を修復不能なまでに完全にぶっ壊すのはそれはそれで至難の業だとは思いますが、一度壊れた関係を歪みも残さず完全に円く収めるのもまた相当の困難が立ちはだかると思うんですよね。
[☆]戦姫絶唱シンフォギア
ストーリー云々以前に、世界観がまとまってなかったように思う。あんなペースで天災級の被害をもたらすノイズが出現する街に人は住み続けられるのかとか、SFチックな世界でフィーネだけがファンタジーな背景を持ってるにもかかわらずその設定を補強する描写がなかったりとか。一番大事なのがそこじゃないのはわかるんですが、気になりだすと話を楽しむどころじゃなくなってしまって。あとから説明されるのかと思って気になるところも一旦保留しつつ見続けたんですけどね。展開の巻き具合からしても、1クール13話でやるべき話ではなかったんじゃとしか。
その他は途中でリタイアしたりギブアップしたり。
お気に入り順では上記の通りですが、
話の面白さ順では、プリティーリズム・オーロラドリーム>モーレツ宇宙海賊>ブラック★ロックシューター>パパのいうことを聞きなさい!>戦姫絶唱シンフォギア、
おすすめ順では、モーレツ宇宙海賊>プリティーリズム・オーロラドリーム>パパのいうことを聞きなさい!>ブラック★ロックシューター>戦姫絶唱シンフォギア、ということになったり。
春期は、アクセル・ワールド、Fate/Zeroの第2期、モーレツ宇宙海賊の2クール目あたりに期待したいということで。
Oedipus Online (作者:紅藍)
Oedipus Online
主人公カオルは親友トウヤに誘われて同じく親友のルカと共にOedipus Onlineのオープンβテストに参加するのだが、それはログアウト可能・脱出不能のデスゲームで、という感じのお話。
面白かったです。とはいえ内容の説明しようとすると一筋縄にはいきそうにない。
初見ではまずあらすじの「ログアウト"可能"、しかし脱出は不能のデスゲームに囚われた」って、どういうことなんだと戸惑うことになると思う。事実、初めにそれを読んだ時は理解できなかった。ログアウトと脱出って何がどう違うの、と。けど、ある程度まで読み進めるうちに、これこそが最も簡にして要を得た表現なんだなと納得させられた。読めばわかるといいたいところだが、この後触れることでもあるので、つまりはネトゲの中にのみとどまる話ではなかったということなのだ。
この作品のどこが良かったかと言うと、そのテーマ。あらすじからはいかにもVRMMOモノとしてよくある導入の雰囲気しか伝わってこないんだけど、後半になると、時にファンタジーと認識されることもあるVRMMOのライトSFとしての枠から飛び出して一躍本格的な近未来SFとしてのテーマが明らかになってくるのだ。でも、今思い返してみると、近未来SFとしての枠組みは最初からしっかりしていたんですよね。というのも、舞台として描かれているのは2080年。VRにAR、スマートドラッグにデザイナー・ベイビーが一般的になっている世界であり、VRMMOもそれほど珍しいものではなくなっている時代なんですよ。そんな時代ならではの、VRMMOから始まり現実をも侵食してくる物語。問題提起というかある種の主張的な側面も色濃いのでエンタメとしては賛否別れるのかもしれませんが、SF小説としてはこういうの好きですね。
主人公カオルは親友トウヤに誘われて同じく親友のルカと共にOedipus Onlineのオープンβテストに参加するのだが、それはログアウト可能・脱出不能のデスゲームで、という感じのお話。
面白かったです。とはいえ内容の説明しようとすると一筋縄にはいきそうにない。
初見ではまずあらすじの「ログアウト"可能"、しかし脱出は不能のデスゲームに囚われた」って、どういうことなんだと戸惑うことになると思う。事実、初めにそれを読んだ時は理解できなかった。ログアウトと脱出って何がどう違うの、と。けど、ある程度まで読み進めるうちに、これこそが最も簡にして要を得た表現なんだなと納得させられた。読めばわかるといいたいところだが、この後触れることでもあるので、つまりはネトゲの中にのみとどまる話ではなかったということなのだ。
この作品のどこが良かったかと言うと、そのテーマ。あらすじからはいかにもVRMMOモノとしてよくある導入の雰囲気しか伝わってこないんだけど、後半になると、時にファンタジーと認識されることもあるVRMMOのライトSFとしての枠から飛び出して一躍本格的な近未来SFとしてのテーマが明らかになってくるのだ。でも、今思い返してみると、近未来SFとしての枠組みは最初からしっかりしていたんですよね。というのも、舞台として描かれているのは2080年。VRにAR、スマートドラッグにデザイナー・ベイビーが一般的になっている世界であり、VRMMOもそれほど珍しいものではなくなっている時代なんですよ。そんな時代ならではの、VRMMOから始まり現実をも侵食してくる物語。問題提起というかある種の主張的な側面も色濃いのでエンタメとしては賛否別れるのかもしれませんが、SF小説としてはこういうの好きですね。
2012年04月14日
薄明かり満ちる地底で (作者:D・W・W)
薄明かり満ちる地底で
半死の少女の体を乗っ取った人格が、人が生きていくことができない過酷な惑星環境を人が住めるよう整える装置である「世界樹」の腐敗を目論む動きを阻止しようとする話。
SFファンタジーとでも言いましょうか、前近代的レベルの文化圏の中でSF的技術を用いて活躍する、こういうSFとファンタジーが入り交じったような話というのは大好きでして。それはもう楽しい世界観のお話でした。
この話はボーイミーツガール要素もありということで、少年と少女の淡い青春にもぐっときたり。この作者の描く主人公の少女は、この話の前半にあった「発情期の子供という認識しかない」という思考に象徴されるような、色恋など眼中に入れずひたすら自分のするべきことに邁進する姿にこそかっこよさを感じてきたんですが、これはこれで悪くはないですね。
半死の少女の体を乗っ取った人格が、人が生きていくことができない過酷な惑星環境を人が住めるよう整える装置である「世界樹」の腐敗を目論む動きを阻止しようとする話。
SFファンタジーとでも言いましょうか、前近代的レベルの文化圏の中でSF的技術を用いて活躍する、こういうSFとファンタジーが入り交じったような話というのは大好きでして。それはもう楽しい世界観のお話でした。
この話はボーイミーツガール要素もありということで、少年と少女の淡い青春にもぐっときたり。この作者の描く主人公の少女は、この話の前半にあった「発情期の子供という認識しかない」という思考に象徴されるような、色恋など眼中に入れずひたすら自分のするべきことに邁進する姿にこそかっこよさを感じてきたんですが、これはこれで悪くはないですね。
タグ:D・W・W
2012年04月05日
プリティーリズム・オーロラドリーム 第49話「舞い上がれ、オーロラの翼」
もらい泣きしてしまった……。りずむの想いがそなたに届いた瞬間からくるものはあったんですけど、二人の抱擁シーンなんて見せられたらもうね、こらえきれませんよ。りずむのオーロラライジングには楽しさやつらさも含めて本当にここまで過ごしてきたりずむの思い出が詰まってて、仲間たちと一緒だからこそここまでこれたんだなと、来し方振り返った感慨が込み上げてきたんですよね。MARsの3人の中では一番の努力家にもかかわらず3クール目まではあまり報われてなかったのが不憫だったんですが、Kコーチのもとでの修業を経て、そなたの元へ届けとばかりのこの上なく想いの詰まったオーロラライジングを見せてくれるまでになった。あいらとみおんにとっていいライバルにもなったというか、二人に勝るとも劣らない点数をも叩きだすようになったんだよなぁ。いやもう実に立派に成長してくれましたよ。りずむファンとしてはもう感無量でございます。
それにしても、ここ数回は話の進行がゆっくり目な気がしますね。それほど一話ごとに色んなものが詰まってるということですが、とにもかくにもとんでもないほどの盛り上がり。ここまで盛り上がれるのは、ここに至るまでの積み重ねがあるからですよね。1クールでは演出できない面白さ。そしてこれがまだ続く。個人的にはこの回の時点で面白すぎて面白すぎてもう感覚がおかしくなりかけてるんですが、まだ何話か残ってる。プリズムクイーンカップはまだ半分しか済んでないんですよね。期待の上限値なんて軽く突破されてしまってますよ。あとはもう何が出てくるのかわからない状態で、こうなるともはや、ただただ無心で次回を待つほかない境地。いやはや、まったくとんでもない。
それにしても、ここ数回は話の進行がゆっくり目な気がしますね。それほど一話ごとに色んなものが詰まってるということですが、とにもかくにもとんでもないほどの盛り上がり。ここまで盛り上がれるのは、ここに至るまでの積み重ねがあるからですよね。1クールでは演出できない面白さ。そしてこれがまだ続く。個人的にはこの回の時点で面白すぎて面白すぎてもう感覚がおかしくなりかけてるんですが、まだ何話か残ってる。プリズムクイーンカップはまだ半分しか済んでないんですよね。期待の上限値なんて軽く突破されてしまってますよ。あとはもう何が出てくるのかわからない状態で、こうなるともはや、ただただ無心で次回を待つほかない境地。いやはや、まったくとんでもない。
2012年04月02日
パパのいうことを聞きなさい! 第11話「逢いたい時にあなたはいない・・・」
パパになりたて一年生の祐太の、保護者としての未熟さが問われる。うーん、こういう子供の異変を伝えるサインって、わかって当然、わからなきゃ頼りない、それで問題が起きてしまったら保護者失格ということになるわけだけど、いい年した大人でも見落とす時は見落としてしまうものだし、ましてこの三姉妹は辛そうにしてるところ見せまいとかなり気を使ってたからなぁ。まだ経験の浅い祐太にそこまで気付いてやれというのは難しいところか。でも、だからと言って子供たちに無理させてるのを気付かなくてもいいということにはならないし、こういう失敗をしながらでもだんだんと覚えていくしかないんだろうなぁ。そういう意味では、やっぱり祐太はパパらしくなってると思う。まだまだ一年生ではあるけども。かつての姉が手本で、今回みたいになってないと叱りつけてくれる親戚や以前登場した大屋さんに代表される世間の大人たちが教師というところか。
けど実際、今の祐太と三姉妹の生活ってどちらにとっても無理を重ねつつ成り立ってるんですよね。始まった当初に危惧されてた問題が改めて表面に出てきた形。三姉妹たちにとっては今回何度か挿入された空の夢のように、初めは幸せいっぱい夢いっぱいだったのがだんだんと暗雲立ち込めてきた感じですが、次回最終話(かな?)一体どういう形で区切りをつけることになるんでしょうね。祐太の選択肢としては、当面のバタバタした生活が落ち着くまでは大学を休学するのもありなんじゃないかと思ったりもしてますがはてさて。
けど実際、今の祐太と三姉妹の生活ってどちらにとっても無理を重ねつつ成り立ってるんですよね。始まった当初に危惧されてた問題が改めて表面に出てきた形。三姉妹たちにとっては今回何度か挿入された空の夢のように、初めは幸せいっぱい夢いっぱいだったのがだんだんと暗雲立ち込めてきた感じですが、次回最終話(かな?)一体どういう形で区切りをつけることになるんでしょうね。祐太の選択肢としては、当面のバタバタした生活が落ち着くまでは大学を休学するのもありなんじゃないかと思ったりもしてますがはてさて。



