2017年02月20日

新米姉妹のふたりごはん(1)

新米姉妹のふたりごはん (1) (電撃コミックスNEXT) -
新米姉妹のふたりごはん (1) (電撃コミックスNEXT) -

感情がそのまま面に出るタイプのサチと、人見知りするタイプだけどそんな彼女を見て目を細めたりキラキラさせてるあやりという、とてもかわいい新米姉妹の料理マンガ。お姉ちゃんになったんだからとはりきっては空回りぎみになるサチも、初めてできた姉といっしょにあれこれできるのがうれしくてしかたない様子が不器用ながらもばんばん伝わってくるあやりさんも、とにかくかわいくてとてもグッド。特に、家で一人で過ごすことが多かったことあやりさんがいろいろ気遣ってくれるサチ姉さんにしっぽ振ってそうな感じに懐いてる様子がとてもいいものでした。
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2017年02月16日

艦隊これくしょん −艦これ−  陽炎、抜錨します!(7)

艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します! 7 (ファミ通文庫) -
艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します! 7 (ファミ通文庫) -

とうとう解散かー。思い返せば1巻当初の、問題児ばかり集めた面々でどうなっちゃうんだろうと不安でいっぱいのところからスタートして、それでも陽炎を柱としてみんながまとまっていって、それどころかいつのまにか隊の全員が頼りになる歴戦の駆逐艦娘に成長していて。これからもっともっと活躍する姿を見たいと思うまでになってたんですよね。よしんば解散しても、それぞれのキャラが元の所属鎮守府でどんな活躍をしていくのかというところも、知りたくもなってたんですけどね。どうやらシリーズはここで完結のようで。

今回陽炎がなにしてたかというと、基本的には佐世保で秘書官を務めた前回と同じく、今度は横須賀での秘書官業務。前線に立つよりも司令塔的な立ち位置になることで、熱い気持ちのおもむくままに戦う駆逐艦としての姿はあまり見られなくて、その点ではやや物足りなさもありましたが、その分は後輩である夕雲型の指導で楽しませてもらったところがあり。夕雲型の艦娘たち、登場当初はとても素直ないい子たちばかりで、問題児たちの集まりでもあるこの世界の駆逐艦娘としては珍しい性格の子たちでしたが、そんな彼女たちががさつな先輩駆逐艦娘たちの指導でみるみるうちに悪い駆逐艦の流儀に染まっていく様子は頼もしさを覚えればいいのか嘆き悲しめばいいのか。ともあれ変な笑いが出てきそうなあれよあれよという展開でした。ふへへ、素直でかわいいいい子が駆逐艦娘なんて勤まるはずあらへんかったんや……。

そんなこともあって、後輩も立派に(?)成長したことで、彼女たちも交えて、それぞれの鎮守府で第十四駆逐隊の面々がどんな活躍を見せることになるのかと、期待できるところだったんですけどね。ほかの艦種の艦娘たちとの交流も増えてきて、この経験がどう活かされることになるのかと、まさにこれからというところだったと思うんですが……。本当に、もっといろんな鎮守府、いろんな戦いの話を読みたかったと、完結感を読んでまず思わされるシリーズでありました。艦これのノベライズは、スニーカー文庫から最初に出たもの以外は読んでいるんですが、いちばん好きなシリーズは間違いなくこれでした。主人公が艦娘で、登場キャラも一部の駆逐艦娘中心にしぼったことで、彼女たちの視点から描き出される駆逐艦娘としてのあり方がとてもよく伝わってきて。主役の駆逐艦娘以外のキャラについてもこの世界に息づいている様子を見て取れるようになっていて。提督目線で大勢の艦娘たちを見下ろすような視点ではなく、同じ艦娘の目線で仲間たちを見つめるからこその、目の前の世界の一つ一つのあり方が感じられて、見えないその先への期待や想像が膨らませられたというか。

ともあれ、ここまで読んだ自分から言えることはやはり、ありがとうございましたと。素晴らしいノベライズを楽しませていただいたことに感謝の気持ちを。
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2017年02月13日

お嬢様と執事見習いの尋常ならざる関係

お嬢様と執事見習いの尋常ならざる関係 (一迅社文庫アイリス) -
お嬢様と執事見習いの尋常ならざる関係 (一迅社文庫アイリス) -

アンバーとミシェルの関係めちゃくちゃよかった。行儀見習いの名目で他国に赴いたはずが立派な男装の騎士になって帰ってきてしまった王女ミシェルと、そんな彼女の幼なじみで誰にも言えない想いを寄せる執事見習いのアンバーの関係がですね。物語の視点としては半々くらいの割合で描かれていくんですが、アンバー視点でのあふれんばかりのミシェルへの気持ちがこれでもかと感じられることといったら。王女と執事見習いの立場では望むべくもないし、だからこそミシェルにだって告げることさえできないんだけど、そばにいられればそれでいい、ミシェルがもっとも輝いていられるようにサポートできればそれに勝る幸せはないとばかりに甲斐甲斐しいほどの仕事をこなすけなげさ。執事見習いとしての仕事もあるのに、それらをこなしながらも残るすべての時間をつぎこんでいるに違いないほどにミシェルのことを想っていて、けれど許されない気持ちだとわかっているだけにそれ以上の一線を越えることはぐっとこらえなければならない切なさ。本当にいい子ですよ、この子。本来のヒロインがさわやかで男らしい感じにしあがってるだけに、とてもヒロインっぽい。執事長から怒られて落ちこんでる間にほとんど無意識のうちに誰よりもミシェルの好みを知り尽くした服を仕立ててしまったりとか。とてもかわいい。

一方のミシェルも、道を歩けば女官や姫君たちから熱い視線を向けられる凛々しい騎士ぶりで、エスコートの男性役もお手のものどころか女性役の動きはさっぱりという見事なまでの男らしさ。実際に騎士としての腕もかなり立つようで、馬を駆って自ら作中で起こった事件の捜査にも乗り出すありさま。姫君としての行儀見習いに国を出たはずがどうしてこうなったという。しかもそれがこの上なく様になっているものだから、母后の嘆きもわかろうというもの。

アンバーに対する心情としては、アンバーがかなりストレートに淡い気持ちを内心で吐露しまくっていたのと比べると淡泊にも思えるくらいで、はじめのうちは頼りになる幼なじみくらいの感覚は伝わってくるものの、アンバーの一方的な身分違いの片思いなのかなあと思ってもいたんですよね。それでもとてもよさそうと。けど、だんだんミシェル視点でもアンバーではなく別のキャラと一緒の行動になると不機嫌さを表すようになっていき、どんどんアンバーに対する無防備なまでの内心が見えてくるようになりと、読み進めるにつれてめちゃくちゃすてきな関係だとわかってくるんですよ。このくすぐったいような心地いい関係。めちゃくちゃよくないですか? 帯見たら「両片想いラブコメディ」ってありました。まさにそれ。最後まで二人が決定的なひと言を口にすることはないんですが、ラストシーンのやりとりはもう、タイトル通り、身分違いの想いを描いた話としてはただただ感謝の言葉しかない素晴らしさでした。ありがとうございます。ありがとうございます……!
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 16:13| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月10日

本好きの下克上 〜司書になるためには手段を選んでいられません〜(2)神殿の巫女見習い(2)

本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜 第二部「神殿の巫女見習いII」 -
本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜 第二部「神殿の巫女見習いII」 -

シリーズ5冊目にしてついに貴族が登場。神殿長や神官長といった貴族階級出身の人たちもすでに登場してはいましたが、あくまでも一部の例外的に映っていたというか、平民出身で平民以外との交流がないに等しいマインの視点からでは彼らと平民との違いがそんなに見えてこなかったところがあるんですよね。神殿長はなんかやたら偉そうだったけど、神官長はマインの持つ魔力や神殿の事情などもあって平民であるマイン相手でも話せばわかる人のように思えて。なので、常識の違いからくる意思疎通の問題はあるにしても、マインが貴族とかかわりを持つようになっても今までの調子でなんやかや受け入れられていくことになるのではないかなーと思ってたんですよ。でもね、これ、無理ですわ。そんな気軽にひょいっと飛び込める世界じゃないですよ。住む世界が違うってこういう感覚ですよね。貴族街に足を踏み入れて、貴族しかいない場に立つことで初めてわかる厳然とした身分意識。神官長のほうがむしろ少数派なんだろうなと思わされる見下され方。以前ベンノたちから、魔力食いだと知られたら貴族にいいように飼い殺しにされるぞと言われてましたが、その言葉がはっきりと呼び起こされる。愕然とさせられるような貴族社会とのファースト・コンタクトでありました。

いやもう、びっくりびっくり。この作品世界って、そんなに厳格な階級制度のある設定だったんですね。思い返してみれば、前の巻だったかで、レストランの準備で平民は皿代わりに硬いパンを使うとか、食べ終わったらそれを床に投げ捨てて残飯はそこらを徘徊する犬が処理するとか、まるで海外のファンタジー作品読んでるみたいな理想化されてないファンタジー描写に驚かされたところはありましたが。というか、平民の中での生活は現代文明を持ち込むための知識のあれこれこそ細かく描写してあるなーと感じたものの、中世ヨーロッパ風のふんわりしたファンタジー世界という印象だったはずなんですけどね。貴族的な文化に近づいていくと夢のないファンタジー世界が顔をのぞかせだすのはどういうことなんでしょうかねという。面白いなあ。小説家になろう発でこんなファンタジー世界を見ることができようとは。平民街と貴族街のギャップにはまだ不整合感を感じる部分もありますが、この巻でようやく貴族が何人何十人と出てくる場面が登場したことからして交流の乏しい階級なのだろうかと思えてもいるので、もっともっといろんな場面を読みたいところです。貴族階級の場にほんの少し立ち入っただけなのに世界が倍くらい広がった感覚があって、それなのにもっともっととこの世界のことが知りたくなる。いい物語ですね。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 01:16| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年1月の読書まとめ

1月は20冊。ぎりぎり目標到達、と言いたいところなんですが、もともとの読書予定に入ってなかったえろが2冊含まれての数字なので、やや及ばずと考えるべきでしょう。何にそんなに時間を取られていたんだろうかとふりかえってみると、分量が多い本は読むのにもそれだけ時間がかかりますねという単純な事実が浮かび上がるばかりで。200ページとか300ページとかが主流のラノベだけを念頭にペースを考えてはいけませんねとしか。

読書メーターに登録してカウントしてる小説以外のマンガとか雑誌とかも含めると、読了数は34冊になっていたようで。気になるところ以外は読み飛ばしまくってたのではありますが、水増しした数字としては1日1冊ペースが達成できてはいたんですねという。まあ、それと同時に購入数もカウントしだしたら当然のようにそれ以上のペースで買っていたので、それだけ読んでも積まれていく本は増えるばかりなんですが。

頭が痛いのは、先月のまとめでも書いた、少しずつ発生してる買ってから実際に読むまでの間隔の開き。気づいたら2〜3週間くらいになってきてて、そこから感想を書くとこのブログに載せれるのは3〜4週間後くらいになってしまうという。それでも以前と比べればだいぶましではあるんですが、話題の旬を逃してるのは否めなくてどうしても不満が残ってしまうんですよ。なので、少しの間、その間隔を狭めることを優先して読書ペースを調整していこうかなと考えているところです。

そんなこんなで、1月に読んだ中からのお気に入りは以下。

[☆☆☆☆☆]ヒロインな妹、悪役令嬢な私(2)  感想
ヒロインな妹、悪役令嬢な私 2 (PASH!ブックス) -
ライトノベルより。誰よりも大事な妹ミシュリーのためにこれからの生き方を決めるクリスティーナの決意に泣かされる。どこまでもシスコンなお姉ちゃんなんですよね。

[☆☆☆☆]七王国の騎士  感想
七王国の騎士 (氷と炎の歌) -
海外ファンタジーより。安心させた直後にガツンと頭を殴りつけてくるような非情な展開、正邪で割り切ることの難しい賊軍とされた者の鬱屈、油断ならない規模での陰謀を一撃で粉砕してのける暴力的なまでの力による支配。『氷と炎の歌』の百年前を描く外伝は本編にもあった面白さを存分に伝えてくれる、シリーズ入門にもぴったりな一冊。この世界にも理想の騎士はいたのだ。お世辞にも頭がいいとはいえないけど。

[☆☆☆☆]瀬野家の人々
(R18注意)http://novel18.syosetu.com/n3752dr/
Web小説より。本編完結済み。序盤の、女装すると姉にそっくりな弟を姉と間違えて不機嫌な姉(彼女)にそのまま弟とのプレイをさせられたりする展開に笑っていたら、しだいに主人公も女装させられるようになっていき、もともとの素質とあいまってどんどんカワイイ!!の塊になっていくアキちゃんがかわいくてかわいくて。様になってるし、かわいいし、もう性別なんてどっちでもいいよねと思えてくる女装男子のよさですよ。初期・中期・後期・末期における主人公の女装に対する心理の変遷もとても面白くって。女装男子の魅力に目覚める一作でした。前作次作ともどもオススメの作家さんです。

[☆☆☆☆]やがて君になる(2)  感想
やがて君になる (2) (電撃コミックスNEXT) -
マンガより。「好き」ってなんだろうか。誰かに対する感情はどこから「好き」と呼べるものになるんだろうか。ドキドキするような恋心を体験したことのない女子高生・小糸侑の心情は、一方的でいいからと寄せてられる七海燈子のキラキラとした好意に触れるたびにゆれ動く。その微妙な心境がどこに達することになるのかと、見届けたい気持ちにさせられます。

[☆☆☆☆]ヒロインな妹、悪役令嬢な私  感想
ヒロインな妹、悪役令嬢な私 (PASH!ブックス) -
ライトノベルより。つぎつぎと描かれるコミカルな場面に笑っていたら自称天才であるクリスティーナという人物の深いところをついてくる展開にじんとくるずるい構成。お姉様大好きなミシュリーと婚約者のシャルルがクリスティーナを取り合ってきゃいきゃいしてるのも可愛くてしかたないです。

次点で、『霊感少女は箱の中』(感想)もあげておきたいですね。事件の結末と真相が、鬱展開好き的にたまらない一冊でしたということで。

以上。月次まとめにしては多くあがったような気もしますが、実際のところかなり満足度が高い最近の読書状況ではあります。2月もこの調子で、数・質ともにいいひと月を過ごせればと思います。

以下は読書メーター貼り付け。

1月の読書メーター読んだ本の数:20読んだページ数:6550ナイス数:6掟の村 〜掟に従って俺と子作りをする女たち〜(1)<掟の村 〜掟に従って俺と子作りをする女たち〜> (オシリス文庫)掟の村 〜掟に従って俺と子作りをする女たち〜(1)<掟の村 〜掟に従って俺と子作りをする女たち〜> (オシリス文庫)読了日:01月31日 著者:たけのこ
男装王女の華麗なる輿入れ (ビーズログ文庫)男装王女の華麗なる輿入れ (ビーズログ文庫)読了日:01月30日 著者:朝前 みちる
猫耳少女は発情中 ウブな彼女と極甘エッチな同棲生活 (二次元ドリーム文庫)猫耳少女は発情中 ウブな彼女と極甘エッチな同棲生活 (二次元ドリーム文庫)読了日:01月29日 著者:冬房すずや
精霊幻想記 2.精霊の祝福 (HJ文庫)精霊幻想記 2.精霊の祝福 (HJ文庫)読了日:01月29日 著者:北山結莉
ヒロインな妹、悪役令嬢な私 2 (PASH!ブックス)ヒロインな妹、悪役令嬢な私 2 (PASH!ブックス)読了日:01月27日 著者:佐藤 真登
霊感少女は箱の中 (電撃文庫)霊感少女は箱の中 (電撃文庫)読了日:01月26日 著者:甲田 学人
猫と竜猫と竜感想語りの視点を中心に描かれる人間的な猫たちの物語。面白かった。猫はいいね。気ままで、気の向くままにあっちやこっちへ遊びに行ったり住処を探しに行ったりしては、そこで出会った人間たちと強い結びつきを持ったりして、思い思いの居場所を作っていく。母猫が拾った竜が猫たちを強く賢く育て上げて、その猫たちが今度は人間たちとの縁を作り上げていく物語。短編を通して描かれる幾世代にもわたる猫と人の関係がどれもいい話ばかりでした。続編ではどんなお話が楽しめるのか、期待したいですね。冒険者になった猫の話とか、とても気になりますし。読了日:01月23日 著者:アマラ
インヴィジブル・シティ (ハヤカワ・ミステリ文庫)インヴィジブル・シティ (ハヤカワ・ミステリ文庫)読了日:01月22日 著者:ジュリア・ダール
艦隊これくしょん ‐艦これ‐ 瑞の海、鳳の空 (2) (角川スニーカー文庫)艦隊これくしょん ‐艦これ‐ 瑞の海、鳳の空 (2) (角川スニーカー文庫)読了日:01月21日 著者:むらさき ゆきや
艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します!6 (ファミ通文庫)艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します!6 (ファミ通文庫)読了日:01月20日 著者:築地 俊彦
エリザベス・ナザントという令嬢 (アイリスNEO)エリザベス・ナザントという令嬢 (アイリスNEO)読了日:01月19日 著者:池中 織奈
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第二部「神殿の巫女見習いI」本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第二部「神殿の巫女見習いI」読了日:01月17日 著者:香月美夜
艦隊これくしょん ‐艦これ‐  鶴翼の絆 (5) (富士見ファンタジア文庫)艦隊これくしょん ‐艦これ‐ 鶴翼の絆 (5) (富士見ファンタジア文庫)読了日:01月14日 著者:内田 弘樹
精霊幻想記 1.偽りの王国 (HJ文庫)精霊幻想記 1.偽りの王国 (HJ文庫)読了日:01月13日 著者:北山結莉
魔物使いのもふもふ師弟生活 (HJ文庫)魔物使いのもふもふ師弟生活 (HJ文庫)読了日:01月12日 著者:無嶋樹了
俺の異世界姉妹が自重しない!(1) (モンスター文庫)俺の異世界姉妹が自重しない!(1) (モンスター文庫)感想あ〜 弟くんは恋愛対象でちょくちょく性的な方面のことを勧めてくるクレアねぇかわいいんじゃあ。もっと見せ場がほしいんじゃあ。読了日:01月11日 著者:緋色の雨
ヒロインな妹、悪役令嬢な私 (PASH!ブックス)ヒロインな妹、悪役令嬢な私 (PASH!ブックス)読了日:01月10日 著者:佐藤 真登
月とライカと吸血姫 (ガガガ文庫)月とライカと吸血姫 (ガガガ文庫)読了日:01月09日 著者:牧野 圭祐
七王国の騎士 (氷と炎の歌)七王国の騎士 (氷と炎の歌)読了日:01月06日 著者:ジョージ・R・R・マーティン
エルフ・インフレーション 2 (ヒーロー文庫)エルフ・インフレーション 2 (ヒーロー文庫)読了日:01月01日 著者:細川 晃
読書メーター
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2017年02月07日

あの娘にキスと白百合を(1)

あの娘にキスと白百合を 1<あの娘にキスと白百合を> (コミックアライブ) -
あの娘にキスと白百合を 1<あの娘にキスと白百合を> (コミックアライブ) -

いい。うん、いいね。この白峰さんと黒沢さんの関係。特に白峰さん側から見た感じ。それまでの自分のお株を奪うような何をやらせても一番な黒沢さんの登場に目の上のたんこぶが現れたようないらだちを隠せなくなっていって、でもどれだけ努力を重ねても追いつけない腹立ちが重なって本人に当たり散らしたら逆に気に入られてしまう出だし。嫌いな相手のはずなのに、なついたワンコみたいに無邪気な好意を寄せられると、心許せるわけではないんだけどペースを崩されてしかたがないという焦り具合がとてもかわいくて。たまに天才肌の黒沢さんにストレートに「2番」であることを突きつけられてぐさっときたりもしてますが、なんだかんだでほだされてきてる白峰さんはまあいい人ですよねということで。

それと、瑞希と萌の関係も。ときどき飛び出すクール系な萌による瑞希相手のナチュラルにひどいひと言に笑う。表に出るのは瑞希から萌への好意が中心ですけど、瑞希は自分を好きとはっきりわかってる上でからかってたり、なんだかんだで瑞希との関係を大切に思っていることが伝わってくる描き方をされていたりと、なかなか印象的なペアではあります。
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2017年02月06日

男装王女の華麗なる輿入れ

男装王女の華麗なる輿入れ (ビーズログ文庫) -
男装王女の華麗なる輿入れ (ビーズログ文庫) -

勢いに任せてぐいぐい進めてく感じのこの展開、嫌いじゃないです。考えるのが苦手な脳筋主人公リュカリスのもてなしに、愛想のかけらもなかったアルトゥールがだんだんと諦観に流されていく様子が見てて哀れを誘ったというか。でも、ほとんどはリュカリス側の視点なので、婚約者にどれほどそっけなくされても超絶ポジティブに解釈しまくって無理やりにでも仲良くなろうとするパワフルさが気持ちよくもありました。最後は男装の騎士らしく男らしくしめてくれた感がありますが、それと同時に本当にあの設定で話を一冊分もたせやがったと驚いてもいたり。
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2017年02月01日

ヒロインな妹、悪役令嬢な私(2)

ヒロインな妹、悪役令嬢な私2 (PASH! ブックス) -
ヒロインな妹、悪役令嬢な私2 (PASH! ブックス) -

クリスティーナって実はバカだったんだろうか。そんなことを思ったり。いや、前の巻ですでにマリーワからつっこまれてはいたけど、でもまだクリスの自称天才ぶりを否定できるほどの要素はなかったと思うんですよ。そりゃあときに抜けてる部分もあってマリーワに怒られたりもしてましたけど、勘所はしっかり押さえて年齢不相応なまでの礼儀と教養を身に付けてたはずだし、びしっとすべき場面ではシャルル命名:第二形態で見事にそれをこなしてみせることもできましたし。なので、涼しい顔でそれをやってのけてたわけではないにしても、自画自賛もこめての天才という自称には、ほほ笑ましい気分になりながらもクリスらしいと首肯させられるものがあったはずなんですよ。

けど、この巻の前半を読んでると、なんかもうやっぱりただの自称天才なんじゃないかというか。実は頭悪いんじゃないかというか……。ほほ笑ましい気分で擁護するにはさすがに隙が多すぎやしませんかね、このクリスティーナさんは。人目につくところではないから周りからの評価はそれほど傷つかないとはいえ、サファニアにいやがらせするつもりで自身のうっかりから自爆したり、王太子と低レベル極まる煽りあいをしたりと、読んでいてだんだんとアホの子を見るような目になっていくのを禁じえなかったというか。まあ、偉そうな王太子殿下相手に一切の遠慮なくさらに偉そうな態度でやりこめるところとかは最高にクリスティーナらしかったけど! 「めっちゃ我がままで自分がいちばん偉いと思ってるお貴族様」そのままで、否定できるところなんて少しもないんだけど! というか、それを作中でもつっこまれてて笑っちゃったんだけど、それでもそこに嫌みが少しもなくてむしろミシュリーの言うようなかっこいい印象を与えてくれるのがクリスティーナだけど! 

いやもう、笑った笑った。

でも、この巻の終盤になって、そうしてバカをやっていられる時間は終わってしまったと、そういうわけなんですね。小説家になろうにおけるいわゆる「悪役令嬢もの」の流れを汲むこの話はいよいよ本格的な幕開けを迎えると、そういうことなるようで。

この急展開はとにかく衝撃的でした。「悪役令嬢もの」の型となるゲーム世界に当てはめると、本来の主人公は妹のミシュリーで、彼女に立ちふさがる悪役令嬢の役に当たるのがクリスティーナという構図。このシリーズでは始まった当初からクリスティーナはミシュリーのことを世界でいちばん可愛く思ってて、ミシュリーもクリスティーナ以外のことはわりとどうでもよく思ってるくらいにお姉様中心に世界ができててと、決まりきった枠なんて知ったことかとばかりにシスコン姉妹ぶりを発揮しまくって、ここまでほほ笑ましい気分にさせてくれる関係を見せつけてくれてはいたんですけど……。将来的にも、仲がよすぎて独り立ちが心配ではあったけれど、そのままなら仲のいい姉妹としての幸せを見つけていってくれそうな、そんな関係だったはずなんですよね。

それなのに、そうなる未来は決して許されないとばかりの急展開。クリスが憎むところの運命によるものか、それとも血のつながらない妹であるミシュリーの出自が持つ因縁によるものか、どちらかが不幸にならなければならないとでもいうかのような転機を用意してくるのは、クリスならずとも呪詛の一つや二つを吐きたくなるような展開ですよ。二人がいっしょで幸せで、それでいいじゃないですかと言いたくなってしまう。シャルルも交えてわーわーきゃーきゃーやってるのって実に可愛らしくて、それだけで満ち足りた空間みたいな感覚さえ覚えさせてくれるものがあったんですから。

けど……なんですよね。どうしてと思うと同時に、この非情な展開を心の底から「いい」と思っている自分もいるんですよね。どうすればいいのかと正解のない苦悩に陥ることになったクリスティーナが下した決断。それがめちゃくちゃ自分好みの展開で。

そうなんですよ。クリスティーナは物語開幕当初からどこまでもぶれることなく妹第一のシスコンだったんですよ。そこにミシュリー自身の意思の介在があったとかどうとか言われてもいましたが、そんなことは抜きにしても、ミシュリーを世界で一番かわいいと思っていたのはまぎれもない事実で、シャルルのことを好きになっても、将来あとを継ぐことになる父親に逆らうことになっても、ミシュリーのことをなにより優先するのがクリスティーナという存在だったんですよ。それを妹ぐるいと呼ぶ者がいたとしても言わば言え。可愛がるに値する者をそれに値するだけ可愛がることになんのおかしなことがあるというのか。ましてミシュリーはお姉様大好きで甘えたがりな妹なのだから。

だから、二人のうちどちらかが未来を奪われることになるというのなら、自分から奈落の底に落ちていく。ミシュリーには真意など知ってもらう必要もなく、彼女が幸せをつかむための踏み台になれるならと、そのことに慰めさえ見出してみせる。これこそはクリスティーナというキャラクターの真骨頂でしょう。心を鬼にして悪役令嬢としての道を歩み始める彼女の心情が痛いほどに伝わってくる、なんとも胸に迫る展開。

けれど、素晴らしいのはそれだけではなくて。姉の突然の変化に不審を感じたミシュリーが、同じくシャルルが、サファニアが、レオンが、これまで彼女が心許してきたキャラクターたちが、いきなりそんなことになってしまったのには訳があるはずだと、そんな運命からクリスを救い出さなければと、それぞれ手を組んで動き出そうとする。これほど盛り上がる展開がありますか。願望交じりで期待せずにはいられないじゃないですか。

次回、最終巻。動き出す悪役令嬢の物語。その行く末が楽しみでなりません。


そうそう、それと、昔話で出てきたマリーワとイヴリアの関係性もとてもよかったんですよね。クリスティーナにとっては頭の上がらないマリーワが、イヴリア相手だと飄々とからかわれるのに感情を乱されて、淑女らしくない舌打ちまでしたりして。後年のマリーワがイヴリアを嫌いだったと思い返すことには間違いはないんでしょうけど、それでも気を許したような会話ができている場面を見るにつけ、嫌い以外のなんらかの感情を見出したくなってしまいます。その場面のイラストにただよう色っぽさのせいかもしれませんが。
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2017年01月31日

霊感少女は箱の中

霊感少女は箱の中 (電撃文庫) -
霊感少女は箱の中 (電撃文庫) -

『断章のグリム』は読む機会を逸してしまった感があるとはいえ、『Missing』や『夜魔』を楽しんだ読者としては、この作者さんの新作を読まないわけにはいかないでしょうということで。試し読みで読めた範囲での第一章のおまじないで起きた心霊現象も、作者さんらしくなにか来ると思わせてその期待通りにぞっとさせてくれる展開とその描写で、これだけでもうつかみはばっちりというもの。

けど、一番よかったのは何かというと、ラストに明らかになる今回の事件の真相だったんですよね。主人公である瞳佳の友人の麻耶という少女については、最初から多少予想はついてましたが、一部は当たりで、でも予想を超えたところで今回の事件にかかわっていて、そのかかわり方がとてもやるせない気持ちにさせられるものだったんですよ。瞳佳にとってはどうしようもないところで事件にかかわりを持つことになっていて、けれど彼女によって事件が決定的に悲劇の様相を帯びることを定めてしまった。それは瞳佳自身も考えたように、まさに瞳佳によって今回の事件が起こされたという決して動かすことのできない事実を彼女に突きつけるもので。巻き込まれた人たちの末路が悲惨なものであればあるほど、その数が一人二人と数え上げられていくことになればなるほど取り返しのつかない罪悪感に苛んでくれて。とても素晴らしい読後感に浸れる話でしたね。こういうの大好きです。もともと霊媒体質で心霊的な事件に巻き込まれがちだったという瞳佳ですけど、今回の事件ののち、どんな精神状態で学校生活を送ることになるのか。似たような境遇の真央とどんな関係になっていくのか。たいへん気になりますね。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 16:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月29日

インヴィジブル・シティ

インヴィジブル・シティ (ハヤカワ・ミステリ文庫) -
インヴィジブル・シティ (ハヤカワ・ミステリ文庫) -

閉鎖的なユダヤ人のコミュニティに、自分を置いて出ていった片親がユダヤ人という出自のおかげですんなりと受け入れられて他紙の記者にはつかめなかった真実に近づいていくことになる奇妙な縁。面白かったですね。

宗教色の強い生活を送るユダヤ人社会を舞台にしながらも、その中で信仰生活に抑圧を感じる者、疑問を感じる者、けれど信仰を離れることを考えているわけではなく、より生きやすい生活、幸福になれる生活をあくまでも同じ信仰の内側で模索する人々の信仰生活の描写がよかったです。価値観とか道徳とか常識とか、分かちがたく生活の根底に根差している感じ。大仰に感じるようなものではなく、宗教ってこういうものなんだろうなあと。

被害者の情報も、一人の知人・縁者から聞いてわかった気になっていたらそれはあくまでも一面的なことにすぎなくて、信用を得ていくうちに何回かにわたって何人にも聞きこみを重ねていくことで後半にまでいたってやっと詳細な為人がわかる流れもよかった。何方向からも情報が集まることで平面的なプロフィールが立体的な奥行きを持ちはじめるようだったというか。この辺は、もしかしたらミステリーならそれほど珍しくはない描写かもしれませんが、普段読まないジャンルでもあり、新鮮に楽しむことができました。

最後、余韻を残しながらもこのまま続けようと思えば続けれそうな感じの終わり方だったなあと思っていたら、やっぱり本国では続編も出ているようで。そちらも邦訳を期待したいですね。今回の事件の取材を通して、嫌いだとばかり思っていたところから印象が変わってきた母親と出会うとしたらどんな再会になるんだろうかと、とても気になります。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 21:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする